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なんだこの違和感

 

 気づけばもう三月。今年は社会がコロナウイルスに振り回されてますね。僕も例外ではありません。春休みはシンガポールとタイに行く予定だったのですが、断念。かなりのダメージを受けています(笑)。また、僕は毎月500円だけ投資信託に預けて、株式市場、債権市場を最近眺めているのですが、ここのところだだ下がり。超少額だから笑ってみてられるけれど、額の桁が違ったらゾッとします。コロナウイルスが流行り出した最初の頃は、中央銀行が動けば市場がなんとか持ち堪えていたのに、最近は中央銀行が金融緩和の方向に動いたり、政府が動いたりしても歯止めがかかっていないです。僕の3000円が溶けちゃう(笑)。早く流行が収まることを願うばかりです。

 

差異分析に対する違和感

 この2月、日照簿記2級の勉強に勤しんでいました。年始早々、根拠のない自信に駆り立てられ、1ヶ月半の勉強で日商簿記に急に合格するんだと決めて、勉強の毎日(笑)。そして2月の後半に試験があったのですが、手応えでは完全に不合格です(笑)。言い訳だけどやっぱ時間たんなかった。この一言に尽きますw. 学んだことは物事に時間軸を照らすと途端に不可能が浮かび上がってくるってことです。

 まあ、そんなことは置いといて、簿記を勉強する中で違和感を感じることがありました。それは標準原価計算による差異分析です。ところでまず、標準原価計算とはなんぞや?多くの人がなりますよね。僕も2ヶ月前までそうでした。この標準原価計算とは、物を作る上での原価を計算する上での理想の原価(標準原価)を定め、原価の発生をできるだけ抑えようとする計算です。理想の原価と実際を比べて、どこにどれだけの無駄が発生したかを明らかにすることができます。細かい話になりますが、直接材料費・直接労務費・製造間接費に分けて、分析し、無駄を明らかにしていきます。勉強する中で確かに筋の通っていることが参考書には書かれており、ふむふむなるほどとはなるのですが、その一方で違和感を感じました。

あれ、これあくまで個別最適しか導き出すことできなくね?

標準原価計算では全体最適を分析できない気がします。

 

 

 

標準原価計算による差異分析→TOC

 もちろん僕がまだあまり勉強を進めることができていないが故に、標準原価計算についてよくわかっていないのかもしれません。それでもあえて持論をここでは言わせていただきます。「標準原価計算における差異分析で大事なのは、バランスを見ることが大切。」会計畑の方に聞いたことはないですが、恐らくこんな回答が帰ってくるのではないかと僕の憶測で思います。「でもその指標があるのかな?」こんな疑問が湧いてきます。(自分で勉強して明らかにしますが)標準原価計算が良いか悪いかは一先ずおいておいて、標準原価計算に対してうがった目を僕はむけています。そして、ここでどうしても頭の中に浮かび上がってくるのがTOCです。

 TOCとは、Theory of Constraints:制約条件の理論 の略で、イスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラットによって『ザ・ゴール』の中で唱えられた理論です。僕も詳しくは知りませんが、『ザ・ゴール』を一読したことからわかるのは、「会社全体最適が大切ですよ」というのがいちばんの主張です。

 この本が世界的にベストセラーとなったのですが、なぜこの本が、この理論が世界中で受け入れられたのかが、標準原価計算を勉強する中で見えた気がします。

 ではなぜ、世界中の人々にTOCが受け入れられたのか。

標準原価計算に対して疑問視していた人達が世界には多くいたから

ではないかと思います。

会計では標準原価計算というツールがあり、正しく分析できるんだと主張されていますが、「なんとなくそれだとうまくいかない気がするんだよね。」という人が大勢いたのではないかと思います。標準原価計算が個別最適を導くものだと認識していない人でも、「なんとなく肌感覚で標準原価計算はうまくいかないぞ。会計なんか信用ならん」と思う人たちがいたのではないでしょうか。

 標準原価計算の対立項がTOCである気がどうもする。ともかく、標準原価計算TOCはこれから比較しながら勉強していきたいと思います。

 

 

 

直接原価計算→MQ会計

 もう一つ、日商簿記2級を勉強する中で違和感を感じた部分がありました。それは直接原価計算における原価の固変分解です。2級では高低点法なんて固変分解の方法が出てきて図で表すと一見、ふむふむなるほどとなります。(費目別精査法という他の方法もあるらしいですが)でも、なんかおかしい気がするんですよ。まだうまく言語ができるレベルではないのですが何か違う気がする。そしてここの部分を勉強しながら思い浮かんできた単語がMQ会計です。

MQ会計は粗利(M)に注目しましょう、数量(Q)に注目しましょう。という会計なのですが(すごくざっくりで怒られそう笑)、ここでは主に直接原価計算が用いられ、ざっくり固変分解が行われています。直接材料費と材料副費は原価(V)であとは全部固定費・一般管理費(F)と。MQ会計に則って表現すると、VとFにざっくし分ける。この方が科学的な気がする。

そしてなぜ、このMQ会計が生まれたのか?

これも、TOCが世界中で受け入れられた背景(僕の想像)と似たようなもので

既存の直接原価計算に疑問を持っている人がいたから

だと思います。

実は固変分解において、既存の直接原価計算とMQ会計は対立項にあるのではないかと思います。この二つも比較しながら勉強を進めていきたいと思います。

 

まとめ(僕の予想)

標準原価計算の差異分析→TOC

直接原価計算の固変分解→MQ会計

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

 

 

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B/Sで青写真を描く

 

 学期末テスト、課題もあともう少し。興味のない科目にはどうしても身が入りません。というわけで、結局MG(マネジメントゲーム)について書こうと思います。

 

B/SとP/L

 マネジメントゲームの話を書く前に、B/SとP/Lについて書いたいと思います。とはいえ、「そもそもB/S・P/Lとは何か」そう思う人もいるかも知れません。まずB/Sは貸借対照表(Balance sheet)の略であり、B/Sはある一時点(会期末)に財産がどれだけあるかを表しています。B/Sには、誰からお金が出ているか(負債・純資産(他人資本))、そのお金はどのような形になっているか(資産)が書いてあります。次にP/Lは損益計算書(profit and loss statement)の略で、一定の期間(1年間)でどれだけ会社が儲けたか、損したかを表しています。P/Lには会社の業務においてどれだけコストがかかったか(費用)、サービスを提供してどれだけのお金が手元に入ったか(収益)、その差引き(利益または損失)が書いてあります。

(図の引用:日本公認会計士協会 わかりやすい「会計・監査用語解説集」)

 

目の前のことは大事、なんだけど,,,

 話を MG(マネジメントゲーム)に戻します。マネジメントゲームは文字面通り、会社を経営するゲームです。故に、ゲーム上で1年間経営し、一年間で儲けることができたのか、残念ながら損をしたのかを確かめるために、P/Lを作成します。また、1年間経営をして結果として、自身の会社がどれだけの資産を持っているか、そのお金はどこから出ているかを確認するため、B/Sを作成します。

 そして、(ゲーム上で)経営をするにあたって、もちろん計画を立てて一年ごと経営に臨みます。その際に、どれだけ利益が欲しいか、どれだけ費用がかかるだろうか、商品をいくらでいくつ売り、粗利はどれだけになるか。と考え計画を立てていきます。つまり、P/Lで計画を立てていくわけです。この計画の立て方自体は極めて合理的で、上手いことやればしっかりと儲けを出すことができます。ですが、短期的な計画になりがちであり、もっと効率よく合理的に経営をするには不十分だと先日、気がつきました。ではどうすれば良いか。B/Sで計画を立てることです。

 

先の未来を描く

 B/Sで計画を立てるとはどういうことか。未来のある地点において、どれだけ資産を持っておきたいか数値に落とし込むということです。MGでは言えば、機械が何台で何円、戦略チップが何枚で何円、云々カンヌンです。会社をこうしておきたい、こうあっておきたいと明確に未来を描きます。そして未来の資産を計算をすることは、未来の損益を計算することより容易です。

 ではB/Sで結局計画を立てるのは何がいいのと疑問に思う人もいるかと思います。ここで良く巷で耳にする計画を立てる上でのポイントを思い出して欲しいです。よく計画を立てる上で大事なのは

・曖昧なものはダメ

・具体的な数値を出そう

・期限を決める

などです。B/Sで計画を立てると、これらの計画を立てる上で大切なことを全て満たすことができます。いくらの資金を手に入れて、どのような資産の形にいついつまでに変えるか。これをすると人間不思議なもので、描いたことを実現しようと自然に動き、実際そうなることが多いようです。夢は語れとか、紙に描き出せとかよく言いますよね。本当にあれです。

 

B/Sで青写真を描けるように

B/Sで計画を立てるという発想は、いろいろなところで使えます。ここの人生において、何年後に何になっているか、何をやっているかを明確に描き出す、ということです。しかし、このB/Sで青写真を描くということは普通の人は難しいなと個人的には感じます。というのも、何か具体的に明確な未来をイメージするには、知識、経験とあまた必要です。仕事で言うと、どういう仕事があって、その仕事はどんな内容か、どういう業界の特徴があるか、どんなルールがあるかを知ることが必要です。さらにはその仕事をするにはどんなスキルが必要か、何を身につけなければならないかということ自体も知っておかなければ明確に未来を描くなんてことはできません。そして一番重要なのは、経験しないと見えないことがあり、経験したからこそ見えるものがあるということです。そこを通過した上で描ける未来というのがあります。だから何も知らない、経験したことない人に「青写真を描きなさい」なんていったら酷です。目の前のことを一生懸命やっていく中で、徐々に成長し、青写真を描けるようになっていくことが大切なのかと思います。

 ちなみに僕はまだまだ、目の前のことを一生懸命やる段階と自覚しています。コツコツとやるしかないです(笑)。あーまずは学校の課題とテスト勉強からやらねば,,,

 今週末のMGでB/S経営に挑戦です。うまくいくか否か、試すのが楽しみで仕方ないです。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます

 

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ワルツ×2

 

今年も1月が終わり、2月になりました。2020年ブログを書こう書こうと思っていたら2月になっていました。だからと言って何もしていなかったわけではありません,,,(笑)ということで2020年も宜しくお願いいたします。

 

抱負を考えたのだけれど

 「今年の抱負はどうしよう」と1月はわりかし真剣に考えたのですが、これといって決めることができませんでした。というのも、1年もあれば興味が変わり、進む方向も気持ちも変わるだろうと思ったからです。もちろん、今年は英語学習に本腰を入れようとか、パソコン全般を含め、エクセル・マイツール に取り組もうだとか、学びたいこと・学べばならぬことはあれこれと思いつきます。しかし、これだ!というものは思いつきませんでした。ただ、具体的ではありませんが一つだけ決めたことがあります。

それは「目の前のことを一生懸命やる」ということです。

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奥深いMG

 今年も絶対に取り組みたいことがMG(マネジメントゲーム)です。昨日もテスト勉強の息抜きを兼ねてMGに参加してきました。昨日は特別に関西から広島に来ていただいた方の講義があり、MGについてまだまだ知らないなと感じました。今までのMGの認識としては、「当時の松下電器に勝つために1976年にソニー西順一郎さんが開発した経営ゲームで、会計、会社全体最適、儲け方が学べるのが特徴」というくらいでした。しかし、昨日は初めて、西順一郎さんとソニーの創業者の一人、井深大さんに関係があったこと、さらにはホンダの創業者、本田宗一郎さんと関係があることを知りました。そしてMGの中には井深大さんと本田宗一郎さんの思想が反映されていることも知りました。他にも、MGの重要人物には鈴木バイオリン製造の創業者、鈴木慎一さんなどがおられることを知り驚きました。また、講義の中ではわからない言葉がたくさん出てきてとても刺激的でした。例えば、「X理論」と「Y理論」という言葉を初めて聞いて、後で調べると、「ダグラス・マグレガーという心理学者・経営学者が唱えたモチベーションの理論がMGとか関わっているのかー、そんな理論があるのかー」とか、「財務会計管理会計・戦略会計は出力の違いで、目的によって使い分けるんだー」とか、何とかかんとか、とっても勉強になりました。

 

同じことを繰り返すと見えてきた?!

 昨日の講義では、MGの歴史、とりわけ西順一郎さんがどういう人物でどうMGを開発したかということを聞きました。まだ、自分の頭の中では2割も解釈できていないのですが、左右会計から行列簿記という発想を経て、マトリックス会計表というのが誕生したそうです。僕はMGを継続して1年半ほど。100回以上はマトリックス会計表と対峙してきました。でもまだまだ僕にとっては謎めいた存在です。そして昨日、心に残る投げかけ、ヒントをいただきました。それは、

「なんでワルツって2回すると思う?自分で考えてみなー」

という言葉です。MGにはワルツという作業があるのですが、あるタイミングでワルツの向きが変わるんです。(MGをやったことがある人には伝わるはず、笑)今まで散々向き合ってきたマトリックス会計表を家に帰ってからもう一度見つめ直してみました。そしてなんでワルツを二回するんだろうか、自分なりの答えであってるかわかりませんですが、一つ浮かび上がってきました。

 

ワルツ×2

 ここからは「なぜワルツが2回行われるか」僕なりの考えを記述していきたいと思います。ワルツはテ行とト行の境目のところで方向が変わります。ということはおそらくここでやっていることに変化があるはず...。そして、西順一郎さんは左右会計から行列簿記という形に大きく変えてマトリックス会計表を作った。つまり、左右を列と行に分けたわけです。ここでよ〜くマトリックス会計表を見ていると、あることに気がつきました。それは

「列が借方で行が貸方になっている」

ということです。

ははーん、至極シンプルに左右会計を開いたんだなぁ。

そこに気が付いた上でもう一度マトリックス会計表を凝視すると、テ行までは借方、(資産・費用)を作る作業で、ト行からは貸方(負債・純資産・収益)を作る作業であることが見えてきました。ではなぜ、テ行とト行の境目でワルツの方向が変化するのか。繰り返しになりますが、それは行が貸方になっているからです。ヌ行からフ行までで、貸方の収益が作成されるようになっていて、へ行には貸方の負債と純資産が集計されるようになっています。

だから

「ワルツ×2なんだ」

と僕は思います。

ワルツを考えるとマトリックス会計表全体が見えてきた気がします。

果たしてこれであってるのだろうか。

とっても気になっています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

 

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捨てることと探さないこと

 

「あけましておめでとうございます」と挨拶をしていて、気がついたら「良いお年を」と言っている。そんな、あっという間に過ぎていった2019年でした。「あれやりたい」「これやりたい」と思いながらも、できなかったことも多かった一年でもありました。とはいえ、一年いろいろなことを学ばせていただいたなという気持ちが大きいです。特にMG(マネジメントゲーム)を通じた学びが一番大きかったです。

 

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いろいろお世話になりました!

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MG(マネジメントゲーム

引っかかっている言葉

つい先日、年内ギリギリ、滑り込みセーフでMG100期に到達しました。100期まで一年半程かかりましたが、色紙を頂いて、本当に嬉しい限りです。この一年半、(無自覚のうちにいろんな人を傷つけたり、社長さんを始め、いろんな方のメンツを潰したり、話の腰を折ったりetc...)と迷惑をおかけしながらも、いろいろなことを教えていただいました。そしてMG(マネジメントゲーム)というだけあって、経営のことを学びましたが、それは2割。もっと根本的なところ、人間的なところ8割を学んだなというのが正直なところです。何を学んだのか、全て書きたいところですが、一番心に残ってる教え(言葉)であり、僕がいまだに引っかかっている言葉について綴ってみたいと思います。それは「整理整頓」です。

 

整理整頓

「整理整頓」という言葉を聞いて思い出すのは、「整理整頓しなさい!」幾度となく小学校の先生がとある生徒のお道具箱を見ては言っていたことです。幸い僕のお道具箱から「カビたパン」が出てくるようなことはありませんでしが、決して綺麗なお道具箱とはいえない部類に属していました。「整理整頓」と言われて、小学校当時は「とりあえず綺麗に並べれたいいんでしょ」とそれなりに先生の言うことを聞いてきたつもりでした。ところが大学2年生である今年になってやっと「整理整頓」の意味を知りました。それは今回のブログのタイトルでもある「捨てること」と「探さないこと」です。

 

整理=捨てること 整頓=探さないこと

小学校の先生はこう言っていたわけです。「お道具箱の中にあるもので、いらないものは捨てて、物(道具)を探さないようにしましょう」と。言っていることは至ってシンプル。「捨てろ」「探すな」の二つ。しかし、このことが歳を取れば取るほど重要になってきます。ところで、なんで「捨てる」ことと「探さないこと」が重要なのでしょうか。一つ例をあげたいと思います。オフィスで「印鑑がない」と探し回っている時のことを想像してください。

A:「あの辺にあった気がするんだけど、〇〇さん印鑑知らない」

B:「知らない。あっ、もしかしたら!」

(探す)→

B:「いや、そこにもない...」

A:「直近で使ったのはいつだっけ???」

こういうことは意外とあって、馬鹿にはできないですよね(笑)。そしてここで考えて欲しいのは、「この時間は有益ですか?」「この時間に何かを生み出していますか?」ということです。ちょっとしたことではあるのですが、塵も積もれば山となる。1日平均10分それをやっていたとしたら、1年間で3650分。2.5日間、ものを探していることになります。これが1日平均20分だったら、30分だったら、意外と物を探す時間って多いんです。

 

頭の中の整理整頓

よく一般的なビジネスの成功者のインタビューでこんな応答が見受けられます。

「俺は捨てるのがうまいんだ」とか「成功の秘訣は捨てることだ」とか。

組織では日本を代表する企業トヨタ「片付け」で有名です。

何が言いたいか。つまり、「捨てること」と「探さないこと」が社会でとても重要なこと。そして、そのとっても大切なことを小学生の頃に教えてもらっているということです。(とはいえ、小学校の先生自体、どれだけの人が「整理整頓」の意味を知った上で知っているか。)

さらにはこんなことをいろんな場面でよく聞きます。「シンプルに、シンプルに考えよう!」

このフレーズは「頭の中を整理整頓しましょう」。つまり、「頭の中で、いらないものは捨てて、探さないようにしましょう」と言っているのと同じです。

 

 

まずは物から

「捨てること」と「探さないこと」。自身を振り返った時にまず持って僕は出来ていません。それは物においても、考えにおいても、行動においても。「あれやりたい」「これやりたい」と思ってあっちこっち手を出してはあまり続かない。勉強も「あれ学びたい」「これ学びたい」とあっちこっち手を出しても、身にならない。だから、「何をしたいのか」「何のために今〇〇をしているのか」が答えられない。頭の中を整理整頓できていないわけです。

MG(マネジメントゲーム)でいろいろな職業の方にあって感じたことがあります。それは頭の中を整理整頓「捨てること」「探さないこと」ができている人が多いなということです。

私にとっては「〇〇が大切で、だから〇〇をしています」。

これを答えられるようにならなければ、何かを自分の意志で継続することはできないだろうし、何かを成し遂げるなんて到底無理だと思います。

だからまずは、頭の中の整理整頓の前に、物の整理整頓をしていこうと思います。そうすれば頭の中の整理整頓も自ずと進んでいくのかなと思っています。

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本の整理整頓

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本の整理整頓(2)


最後まで読んでいただきありがとうございます

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失敗のオンパレード

 

 先週末はMG(マネジメントゲーム)に参加するため福岡に足を運びました。広島から近いものの、福岡市内には数えるほどしか行ったことがなく、とても新鮮でした。一番驚いたのは何といっても利便性の高さ。博多駅から福岡空港までがとにかく近い。フライト予定は皆無でしたが、空港の利便性に誘われ、福岡空港で朝食をとりました(笑)

 

MG

 MG(マネジメントゲーム)。虎の子の300万円を片手に会社を設立し、5年間経営をするという設定のゲームです。「会社のことは実際に経営してみないと分かんないよね」という事実と、「実際に会社を経営するなんて普通無理でしょ」という事実をうまく擦り合わせたようなものであり、何といっても楽しいです。そんなMG(マネジメントゲーム)が先週末、ある企業で社内研修という形で行われ、僕もそこに参加させていただきました。よくお世話になっている社長さんと同じ卓で1期、2期とスタートです。すると早速、右から不吉なオーラを出しながら、僕の会社を大損失へと導こうと狙っている方が約1名います。ところが僕は意思決定カードを引くとリスクカードをリスクカードを一枚ひけと、指示が。すぐさまリスクカードを引くと運良く32円で3個売れました。すると、約1名の方が狙いをその社長さんに定めます。それからというものの、商品を売ろうとしても売らせないという攻防を目の前で繰り広げていました。

 

やっちまった...

 2期の後半に差し掛かり、僕の悪い部分が忌憚なく発揮されます。売る売らせない攻防に終わりが見えた頃、自身のキャッシュ不足を理由に、売らせない攻撃に僕は便乗してしまいます。入札で下をくぐり、その後あと一行。論理論理で考える僕は人の気持ちを考えません。他の卓の様子を見てから意思決定カードを一枚引き、意思決定をする前に一言。「終わりです。」そして戦略チップを一枚購入です。結局PQ(売上)=0に追いやってしまいました。「あ、ルール以外のこともちゃんと考えないとダメなんだな」と気づきましたが後の祭りです...。

 

失敗してなんぼ

 僕に残された道はただ一つ。それは反省して、猛省して、反省して、猛省して、開き直ることです。この一年半、企業の社長さんをはじめ、沢山の社会人の方にお世話になりました。そしてその数に対応するように、僕は失礼をし、失敗をしまくりました。「あんな生意気なこと言ったり」「こんな目のあてられないことをしたり」あー、ささっと忘れよう。そして、ある程度失敗しまくったところで「もうそろそろ失敗はしない!」と誓いの言葉を読みかける手前、福岡で失敗です。決して故意ではないのですが、僕はしつこいくらいに失敗してしまいます。そして、僕が失敗するたびに、指摘を受けたり説教受けたりはするものの、なんだかんだ温かい目で見守っていただいています。僕はこの上ない幸せ者です。しかし、これは所詮大学生だから許されることです。これ30半ばや40代になると、失敗を許してくれる人がいるいないは愚か、失敗を指摘してくれる人がほとんどいなく、「失敗を失敗」と気づく機会がゼロに等しくなります。取り返しのつかないことへと発展することもあるかもしれません。だからこそ今20歳。おかしな話ですが、遮二無二頑張って、結果いろんな失敗をしなければと思っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

 

 

 

 

シューターのブログ

 

 ブログを書くのが久しぶりとなってしまいました。なんだかんだでバタバタと書くのが億劫になっていました。気づけばもう11月も半ば、ついに2020年が「訪れるのかー」と驚いています。2020年といえばオリンピックでありますが、僕にとっての2020年といえば、幼稚園の時に行った愛知万博でのリニアモーターカーの展示。リニアモーターカーが2020年に開通するかも!という記載があったことをなぜか覚えています。時が経つのって早いなー

 

アイキューとイーキュー

 巷には、ふざけた題名で人々の関心を引く新書が多々とあります。例えば、『上級国民/下級国民』著:橘玲 『言ってはいけない 残酷すぎる真実』著:橘令 。なんてセンシティブなワードのことでしょう。そんな言葉に僕もまんまと惹き寄せられます(笑)。この橘さんの本にはだいぶタブーなことが書かれています。人種や性別に関して遺伝のデータを持ってきて論を進めたり...、年収とモテ/非モテのデータを示したりと...。とっても知りたいけど知りたくないようなことが書かれています(笑)。そんな中、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』に知能格差についてが書かれていました。詳しく知りたい方を本を手に取ってもらいデータ等を見て貰えばいいのですが、言えることは一つ。「I Q(知能指数)が高いほど収入が高い傾向にある」ということです。頭がいい奴が有利になるように世の中はできているということです。ということは、「IQが高ければ、ある種経済的には成功するということでしょうか?」アイキュー万歳!!でいいのでしょうか??

 

E Q(イーキュー)

 昨日は毎月参加しているMG(マネジメントゲーム)が広島でありました。そこでは2日間で5年分の経営をするというゲームが行われます。そして参加者にはさらっと(能力的に)化物が混ざっていたりします。(最近は一緒に参加してくれる同じ大学生がいてくれて嬉しいです!!)。経営者しかり、企業の重役から従業員、税理士や時には会計士、コンサルタントなど様々な人と共にゲームをすることができます。そんな中、ある一人の方が超強烈でした(笑)。その方はサルーベージ屋で破産寸前の企業を救う仕事をしている方です(少し表現が綺麗すぎるかも...(笑))。ダメになった会社の幹部や社長相手にバンバン突っ込むそうです。ある企業の社長が会社の経費でレクサスを買ってたり、キャバクラに行ってたりすると追求してボッコボコにすることも...? とりあえず一般人には到底できないようなお仕事です。そんないい意味でやばい方は、僕に会うたびに毎回指導という名の説教を、いや説教という名の指導をしてくれます。(とはいえ、とってもありがたいアドバイスをいただいてて本当に感謝しています。)そしてその方と話していると、僕には理解できな高レベルなことをおっしゃります。金融庁の話だったり、金融機関や財務省の話だったり...。でもその人の真骨頂は「対人関係」です。コミュニケーション力とも言い換えることができるかも知れませんし、EQ(心の知能指数)が高いと言い換えられるかも知れません。

 

勉強ができても世の中で通用する者と通用しない者がいる

 「勉強ができてもそれだけじゃダメだよ」と時々耳にすることがあるかも知れません。僕はあまり会ったことはありませんが、東大や京大出身にも関わらず、「社会に出ると意外にそんなもんかよ」という人も一定数いるそうです。では、勉強でトップに躍り出ていても、社会に出るとうまくいかない原因は何なのでしょうか。そこは大いに議論の余地がありそうですが、一つに「EQ(心の知能指数)が高いかどうか」といえそうです。ところで『E Q(心の知能指数)』とは何なのでしょうか。とってもシンプルに説明すると、E Qは3つの要素から成り立っています。

1.自分の心の状態を感じ取る能力

2.自分の心と他人の心の状態の両方を感じ取る能力

3.自分と他人の心の状態を感じ取った上で、ある目的を実現させる実行力

です。経営者にはこのEQが強い人が多いようです。相手がどういう心持ちなのかを体感的に察して、相手に合わせる。そして、相手をうまいこと引き寄せたり、仲間にしたりします。これはかなりの感覚的能力です。そしてこの感覚的能力が強ければ強いほど、人間関係においてうまく運ぶことができるようです。ちなみに僕は大学1年の終わりくらいまでこの感覚的能力が皆無だったので、修行中です(笑)。10年くらいかけて体得していくつもりです!

 

エニアグラム

 EQはあくまで感覚的能力であり、体得するしかありません。とはいえ「何やそれ?」となる人もいるかと思います。そこで一つ道標になる診断テストというのがあります。それはエニアグラムというものです。エニアグラム古代ギリシャから伝わる性格分析法であり、ドン・リチャード・リソとラス・ハドソンによって大成されました。「人は大きく分けて9つのタイプである」とエニアグラムでいうことができます。「改革する人」「助ける人」「達成する人」「個性的な人」「調べる人」「忠実な人」「熱中する人」「挑戦する人」「平和をもたらす人」の九つです。そしてこのタイプにはそれぞれ一長一短とあり、それぞれのタイプが影響を及ぼし合って、社会を形成しています。この9つのタイプがあるのですが、このタイプ分けよりももっと大まかに3つに分けることができます。それは「感じる人」「思う人」「考える人」の3つです。この3つのタイプもお互いに影響を及ぼし合っています。一つ例に挙げると、「考える人」は理論的なことを言いがちで「A=BでB=CでC=DだからA=Dでしょ」的なことを言いがちです。それを聞いた「感じるタイプ」の人は、「考える人」のことを「すごい!!」と感じることがあるそうです。あくまで一つの例ですが、このように影響をそれぞれのタイプが及ぼし合っています。心理学に興味がある方はエニアグラムについて調べてみると面白いかも知れません。この3つを感覚的に感じ取り、そのタイプに沿って対応することができるようになると、EQも自ずと上がります。

だいぶ長くなってしまいましたが、自身は感覚的能力やEQを磨いていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

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ちょいワル

 

 言うまでもないことですが、中学生頃からちょいワルな男は注目を浴びます。ではここで、ちょいワルな男がスーパー不良高校に進学したとします。恐らく、とてつもない悪でない限り、注目を浴びることはありません。秋本治さん描くこち亀両さんこと両津勘吉井上雄彦さん描くスラムダンクの世界に入ったらどうなるでしょう。恐らく桜木花道両津勘吉はキャラが被って、面白さ、魅力が半減です。

 もう一つ例を出します。外大出身で英語ペラペラの学生がいたとします。「私の強みは英語力でトイックも900点越え。」と言わんばかりに。しかし、英語圏の国にその学生が行ったとしたらどうでしょう。英語力は強みと言えなくなります。もしかしたら現地の小学生や中学生の方が英語力があるかもしれません。

 

 ちょいワルな男に両津勘吉、外大出身英語ペラペラ学生。いったい僕が何を言いたいのでしょうか。ちょいワルになっても意味がないとか、英語を勉強しても意味がないとか、そんなことを言いたいのではありません。僕が言いたいことは「強みとは相対的である」ということです。

 

絶対的ではなく相対的

 強みが絶対的であると勘違いしてしまうことは良くあります。私はプログラミングがそこそこできるから情報系の企業に就職しようとか、会計がそこそこできるから、金融系の企業に就職しようだとか。この選択はあながち間違っていません。しかし、自身の強みが生かせる分野で就職しようとするのが正解だとは言い切れません。なぜなら、プログラミングがそこそこできて情報系の企業に入ったら、恐らくかなりプログラミングができる人材がゴロゴロいるからです。周りが明らかにプログラミング能力が高い場合、本当に自身の能力を活かせるでしょうか?その職場で輝くことができるでしょうか。他にも、会計がそこそこできるからといって金融の企業に就職すると、職場には会計に精通した人材がゴロゴロいます。そんな中で輝けるでしょうか?

 

 では逆を考えてみましょう。もっと卑近な例を出してみます。例えば合唱祭。合唱祭では必ずと言っていいほど、伴奏者が必要ですよね。ひとクラス40人でピアノが弾ける人は平均的に2人か3人くらい。だからそこそこピアノが弾ければ、伴奏者になって合唱祭で自分の持つ能力を発揮できるわけです。ピアニストの辻井伸行さんみたいにピアノが弾けなくても脚光をあびることができます。他にも数学が得意な学生が文学部にいれば、一目置かれますし、歴史が得意な学生が理学部にいても同じことが言えます。サッカーが盛んでない学校にちょっとサッカーが得意な学生がサッカー部に入れば目立ちますし、あんまりコミュニケーションを取るのがうまくなくても、もっとコミュニケーションを取るのが下手な集団に属せば、少なくともインキャではなくなります(笑)。そう、強みや弱みはあくまでも相対的なものなんです。

 

逆張り

 このことはもっと大きな集団、組織にも当てはめることができます。例えば、企業でいえば、ドン・キホーテなんかは、衣料品をただ単にうるのではく、エンターテイメント性(娯楽性)を携えて他とは差別化しています。周りが深夜営業をやっていないからこそ、深夜営業をドン・キホーテはしています。言い換えると「逆張り」戦略とも言えます。大きな集団や組織についても、「強みは相対的である」と言えそうです。

 

音楽番組にて

 このように、「強みは相対的である」と考えてみると視野や選択肢がグッと広がるかもしれません。しかし、このことは多くの人が無意識レベルではわかっているのだろうなとも思います。一ヶ月くらい前でしょうか。ある音楽番組でIZ*ONE(アイズワン)という韓国人と日本人のメンバーで構成されているアイドルグループが流行っているとやっていました。で、そのグループのいいところ(強み)は「キャラがか誰もかぶっていないところだ」とテレビに映るファンが言っていました。これは、「強みが相対的である」ことを表すいい例だと思います。なんとなく、「強みは相対的である」とみんな分かっているのかもしれません。

 

1%と99%

 このように「強みは相対的である」と言いましたが、あえて自分と同じ強みを持った人の多い集団に入って自分を磨く、トップに上り詰めてやるという選択もいいと思います。ただ、ここでこんなことが一つあります。1%と99%。1%は天才の割合でで99%は凡人割合です。(この数字自体に全くもって科学的根拠はありませんが)。スポーツ選手でいえば金メダリストや学問界でいえばノーベル賞受賞者など。これらの方の多くは本当に天才である意味、絶対的な強みを持っていると言えるかもしれません。しかし、99%の人。ごく一般の人は、多少の得手不得手はあったとしても、頂点の中の頂点には上り詰められません。だからこそ、「強みは相対的である」と考え、自分のポジションどりを決めることが賢いかもしれません。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます