シューターのブログ

一年ぶりのお焚き上げIN宮島

 

今日は宮島の大聖院で宮島のお焚き上げのスタッフとして参加させていただきました。なごみプロジェクトという市民団体が主催しているもので、広島市の後援や企業の協賛、その他たくさんの協力があって成り立っています。活動の内容自体を説明すると、世界中から平和公園に届く折り鶴が年間1000万羽、重さにして10トン以上あるのですが、2010年ごろまでは広島市は長期保存という方針を採っていました。しかし、現実的に保存が難しいということで、長期保存の他に”折り鶴”に託された思いを継承する方法がないかと市は模索していました。そして、その方法の一つとして、なごみプロジェクトという団体が存在します。平和公園に届いた折り鶴を市によって宮島の大聖院まで無償で運んでもらい、大聖院でお焚き上げをして灰に変え、その灰を固めて折り鶴の形にした飾り物を作り、それに絵付けをしてもらいお客さんに持って帰ってもらうという、折り鶴の思いをうまく循環させているプロジェクトです。僕は高校生の時以来1年ぶりの参加で久しぶりということもあり、活動の変化を感じました。

 

ソーシャルビジネスへと成長

1年前に参加させていただいた時は、折り鶴タワーと宮島の大聖院で絵付け体験を無料でしてもらうというイベントでした。しかし、今回は材料費として500円を頂いて絵付け体験をしていただくという形に変化しておりました。さらに、プロのデザイナーさんに絵付けをしてもらったものを商品で売るということもしていました。ここにとても成長を感じます。

 

聞いてるだけでただビジネス化して収益を上げてるだけじゃないの??

おそらくこの記事を読んで頂いてる方は、こういう疑問が湧いてくるはずだと思います。そこで説明を加えると、ソーシャルビジネスというものは目的が社会問題解決です。そこでまず企業とは違います。でも、社会問題解決であれば、ボランティアやNPOでいいじゃないかとなります。しかし、ボランティアやNPOの場合、ソーシャルビジネスと比べてお金が集めにくく、活動を持続することが難しいというデメリットがあります。さらに今、日本には中小企業が300万社ほどあるのですが、中小企業の内部の人間が掛け持ってやることにより、中小企業が生き残る新しい術としても注目されているようです。

 

企業の寄付金

今日スタッフとしてイベントに参加させてもらう中で、企業の寄付金についてお話を聞かせてもらうことができました。勉強不足で、まだまだ理解しきれていないのですが、企業のNPOや市民団体への寄付というのには純粋に活動を応援する思いのほかに、二つの狙いがあるようです。一つ目の狙いが、企業の宣伝。まあ、これはなんとなく思いつきますよね(笑)そして二つ目が税金控除のためです。税金として国や地方にただ収めるくらいなら、社会に貢献している団体に寄付したほうがいいやと思っている団体が寄付を行っているようです。このことを知り、世の中にあるNPOや市民団体が存続できる理由がわかると同時に、世の中うまく回ってるなと思いました。NPOと認定NPOによって寄付の際の税金控除の上限の違いがあったりするようですが、そこはよくわからなく、国税庁のホームページを見たのですが、用語がわからなかったり、計算方法が複雑だったりと理解することができませんでした。(まだまだ勉強不足笑)でも、税金を身近に感じる貴重な体験でした。

 

最後にお願い!!

宮島の大聖院でお焚き上げをするということで、外国人観光客が多く、絵付け体験やお焚き上げをやってくれます。しかし、今現在英語版の活動説明のチラシができておりません。そこで翻訳をやってくれる方がいると助かります。僕の拙い英語力では少し難しいです(笑)一緒にやってくれるという方がいたら是非連絡をください!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。