シューターのブログ

未熟さを痛感 〜日本がやばい、僕もやばい〜

 

この週末、様々な方のお話を聞く機会、そして僕自身のことを聞いてもらうとても貴重な機会がありました。お話をしてくださった方々はそれぞれ専門分野を持っておられ、僕とは比べ物にならないくらいの経験、知識、スキルを持っておられます。とても刺激を受ける日となりました。

 

日本がやばいのに国民は危機感が薄すぎる

その日の話題は、日本の未来の教育についてでした。日本の未来の教育についてを聞くと明るい素晴らしいことを語っているんだろうなと思う方もいるかもしれませんが、内容はとにかく日本がやばいということが大部分になりました。本当にやばすぎて自分自身処理しきれなく、呆然としました。何がやばいのかというと様々なのですが、一つ例に挙げると、日本の企業の仕事スピードが遅いということです。海外の企業が日本に仕事を投げる時、中国であれば提案書や見積書は1週間でできるそうです。東南アジア諸国でも、2週間や1ヶ月くらいで提案書・見積書ができるところが多いそうですが、日本といったら、3ヶ月かかることもよくあるそうです。日本の組織の仕組みは完全にトップダウンで、上の指示がないとわかりませんの繰り返しです。従業員は課長に聞いてみますと言い、課長は部長に聞いてみますと言う。そういったことが企業で起こっているから周りの国と比べて仕事が遅く、海外から仕事をお願いされないという傾向がとても強まっています。さらに仕事のスピードが遅いのはビジネスだけでなく、日本の一般レベルに浸透していると言うことを僕自身感じます。僕は今、兄弟の通っている学校のPTAの仕事を母の代わりにやっているのですが、他の保護者の方々とやりとりをしていると、それは「〇〇さんの担当だから〇〇さんに聞いてください。」「それは誰々さんに確認を取ってからやってください」と言われることが多く、自分の範囲をきちんとやればいいと言う考え方が世の中に浸透しているなと感じます。それが故に「絶対にそこに仲介する人いらないだろ」とか「無駄なやりとり多すぎる」と強く思うことが多々あります。

 

全体を見る

世の中に自分の範囲だけをきちんとやれば良いという考えが浸透しているということに僕はとてもショックを受けています。とりあえず用意されている組織の構造を疑いもせず受け入れ、無駄なことばかりして、時間を食う。そして知らない間にアジア諸国に仕事のスピードというところでどんどん差をつけられる。まず、全体の構造を見て、組織は何を目的に活動しているのか、その目的を達成するためにはどういう構造が望ましいのかを考えるべきです。でないと、日本は確実に世界から取り残されます。(というかもうだいぶ取り残されかけています。)中国などの東アジアやインドネシアベトナムなどの優秀な学生の多くは、日本には将来性がなく、魅力的ではないと判断して、留学先には日本ではなく、欧米を選んでいるそうです。日本に来るメリットというのが薄まって、海外から日本に来る優秀な人材・学生というのが激減しているそうです。

 

実力のない自分

日本のことを偉そうにブログに書いていますが、最近色々な人とお話をさせてもらうたびに自分は経験・スキル・知識の全てにおいてほとんどなく、未熟者だと感じます。威勢だけはよく、今週末も大勢の前で話すことのできるチャンスがあったので逃すまいと自分の考えを話したのですが、やっぱり自分が発言している考え方は現実的なところに落とし込めていなく、色々と指摘をいただきました。湯来を活性化させるアイディアも少し面白みはあると思うのですが、そのアイディアを実際に使えるところまでの道筋を考えれていないですし、そのアイディアをゴールにするには小さすぎると感じています。人を惹きつける画期的なアイディアを考えないとラチがあきません。そもそも地域活性化という分野は全国各地で取り組みが行われてきて、小さな成功例というのはあるものの、大きな成功例というのはほとんどありません。数え切れないほどの失敗例ばかりが今の現状です。だから普通に考えると地域活性化はとてつもなく難しいことなのです。だからブルーオーシャンといえども、多くの人が挑戦して、失敗している上で存在するブルーオーシャンなわけです。それでも僕は地域活性化はやる価値のあるブルーオーシャンだと思っています。難しいのは承知の上で、戦っていこうと思います。成功すれば敵は少ない。これこそ、社会から必要とされる会社を作る突破口だと思っています。まずは今までにどんな失敗例があったのか片っ端から調べて、やってはいけないことを明確にする。それと同時に地域活性化の分野で先頭を走っている方にコンタクトを取り学ぶ、様々な分野にアンテナを広げ、常にアイディアを考える。自分のこれからに必要なスキルを見極め、習得に全力を注ぐ。これをしないと自分はダメです。そして、僕には少なからず期待をしてくれて、僕にたくさんのことを教えてくれる心強い方々がいます。その方の期待を裏切らないためにも一分一秒を大切にし、全力でたくさんのことを吸収していきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。