シューターのブログ

発想の転換

 

 この頃、ビジネスプランというのを考えてはボツになりを繰り返しています。多くの方と議論をしたり、本を読み漁ったりと情報を集め、様々な考え方をストックし、アイデアを生み出そうと僕なりにはやっています。そして今日、ちょっとした節目として、「知の鉄人」とやらになりました。実は通っている大学知のトライアスロンという取り組みがあり、本60冊、映画40本、美術展20展を達成すると「知の鉄人」という称号が与えられるというちょっとした取り組みです。大学に入学してから、半年で達成しようと思ったのですが、1ヶ月弱遅くなってしまい残念です。ただ、大学史上最速らしいので少し誇りです。(完全な自己満足ですが笑)そして、実はこの取り組みから、あるビジネスプランを思いつきました。

 

教育の問題点

僕が知のトライアスロンに取り組んで一番学びが多かったのは、読書です。高校の時まではあまり本を読むタイプではなかったのですが、大学に入り、多くの本を読み漁りました。そして、様々な考え方や自分の知らなかった分野や職業、現代社会の数多とある問題点について知り、色々と考えるようになりました。そして、僕は今まで受けてきた教育の問題点というのを発見しました。その問題点とは、中学生、高校生の時に、世の中にどんな職業があって、どことどこの分野が繋がっていて、世の中がどういう風に流れているのか知る機会が全くない。そして高校生は何も知らない状態、狭い視点のまま進む学部を選び、大学生2年生までは遊び、3年になったらその学部で就職できるところに就職するということです。つまり、多くの人はどんな職業があるか知らない高校生の時点での進路選択によって、将来が決まってしまっているということです。

 

職業の選び方の2パターン

では学生はどうやって職業を選択しているかということを考えてみる。僕は大きく2つのパターンが職業選択においてあると思う。まず1つ目は、親の職業と同じ、もしくは似た仕事を選ぶパターンだ。親が看護師だから看護師になるだとか、親が事務関係の仕事をしているから事務関係の仕事をするとか、親が自衛官だから自衛官になるだかいうパターンだ。そしてもう一つのパターンが先生になるというパターンだ。これは単純に親以外の大人と接している時間が長いのは先生であり、先生という職業を子どもはよく知っている。だから、自然と先生になりたいという思いを子供は抱きやすいのだ。もちろん、この職業の選び方が僕は悪いと行っているわけではないし、この2つのパターン以外のことも多くあるはずだ。ただ、僕には、いろんな職業の存在や世の中がどう動いているか、どの分野同士が密接に関わっているか知ってから職業を選んで欲しいというお節介の思いがある。そして、僕はこのことがとても大切だと思っている。なぜなら、このようなことを知った上で、自分自身がしっかりと納得し職業選択をすれば、仕事が楽しいと思える人が劇的に増えると考えているからだ。

 

パレートの法則

皆さんはパレートの法則というのをご存知だろうか。パレートの法則とは世の中の多くが2割と8割で成り立っているということだ。具体例を挙げてみる。僕は高校生の時、パレートの法則というのを意識して定期試験に臨んでいた。実はテストで8割取るには2割の基礎的な部分をきっちり覚えておけば良いのだ。だから2割の部分をきちんとやれば大抵8割近い点数は取ることができるというわけだ。だから、僕は高校時代、定期テストに関しては、とりあえず2割をきちんとやっておこうというスタンスで勉強していた。だから模試対策のように必死に勉強した覚えはない。成績も2割をきちんとやるようにしていたから、3年間オール5は無理だったが、1教科4であとは5だったり、オール5の年もあった。他の例を挙げてみよう。会社という組織で考えてみる。実際に8割の収益を生み出しているのは2割の人間で、8割の人間はあまり生産に貢献していない。これは学校のクラスという組織でも言えることで、文化祭や体育祭では文化祭実行委員や体育祭実行委員といった2割の人間の決定で8割のことが動いてしまう。さらに世の中にあるお金について考えてみると、8割のお金は2割の大富豪が持っていて、8割の人間が残りの2割のお金を持っている。このようにパレートの法則はたくさんのことに当てはめることができる。そして一番僕が言いたいのは、世の中でワクワク仕事をしている人は2割でつまらなそうに仕事をしている人は8割であるということだ。これは僕の思い違いかもしれないが、仕事とは辛いものであるという考え方が強く日本には蔓延っていると思う。週の初めはテンションが低く、金曜の夜が来るとテンションマックスなんて人はざらにいる。僕は平日も楽しく過ごせばいいのになんで仕事を辛いと感じやる人がいるのか疑問でしょうがない。そこで、僕は中学、高校の時代に世の中のことや多くの職業のことを知り、心の底から納得して職業選択をすれば、つまらなく仕事をする人、平日をストレスを感じる人が少なくなると本気で思っている。

 

本といったらプレゼントという風潮に

僕は世の中や職業を知ってもらうための有効なツールとして、本をお勧めする。だから、本の紹介サイトを作ろうと考えた。そこで、分野の最先端で活躍する人にオススメの本を紹介してもらうというようなことを考えていた。しかし、この考え方は本質をあまりにも捉えていない。なぜなら、これは本を読めという押し付けに過ぎないからだ。多分僕が会った人片っ端から、本を読むと知識がつき、視野が広くなり最高なんだよ、だから是非読んでみてといっても、おそらく読んでくれる人はせいぜい1、2パーセントだと思う。これがたとえ3代目の岩ちゃんや橋本環奈がファンに向けて、「本最高だから読んでください」とファンに唱えたとしても、本を読むファンはせいぜい20パーセントだと思う。結局人に言われても、人は動かないのだ。だから僕が本の紹介サイトを作ったところで価値などほとんどないに等しい。では僕に何ができるのか。たどり着いた答えが「本といったらプレゼントという風潮をつくる」ということだ。構想はこうだ。簡潔にいうとサイト内で本をペイフォワードしあうということだ。ペイフォワードとは、人にありがたい行いをしてもらった際に、お返しをするのではなく、ありがたいことをまた別の他人にするという考え方だ。アメリカの映画に『ペイフォワード 可能の王国』というのがあるのだが、このストーリーは、ある一人の小学生が、3人にいい事をする、そしていい事をされた3人はそれぞれまた、3人にいい事をする。これを繰り返すとネズミ拡散的に広がり、世界が幸せになるというわけだ。これを僕はサイト内でやりたい。

 

本に革命をおこす

ペイフォワードをサイト内で起こす。少し説明をすると、ある人がこの本オススメだからといい、サイト内で学生にプレゼントする。すると学生はプレゼントされた本を手に取り、読むことができる。そうして本を複数読むうちに、共感してほしいという気持ちが芽生え、自分も本をプレゼントされたからということで他の人に本をプレゼントする。そして、本をプレゼントされた人は本を読み、また他の人に本をプレゼントする。この仕組みを作ることにより、社会人が本をプレゼントする機会、学びを与える機会、学生が本を読む機会、共感してほしいという気持ちが芽生え他の人に本をプレゼントするという機会が生まれる。そして、学ぶということの楽しさ、本を読むことの楽しさに目覚める人が増え、世の中の仕組みや職業について知るきっかけを多くの人に与えることができる。本はプレゼントという風潮が少しずつ出来上がり、納得して職業選択する人も増え、楽しく仕事をする人が増える。

 

実際にやってみたい

多分これは理想論にも聞こえると思う。でもこの発想は自分で言うのもなんだがとても可能性を感じる。だから実際にやってみようと思っている。ただ、僕はサイトの作り方がわからないし、どこにどのくらいお金がかかるかの計算の仕方がわからない。資金調達も正直めどが全く立っていない。だから、協力してくれる会社や人を僕は求めている。少しでも面白そう、世の中を明るくできる突破口になりそうだと思う方がいたら、是非僕に力を貸して欲しい。僕は絶対に世の中を明るくできると思っているし、とてもワクワクしている。是非、僕に可能性を感じたら声をかけてください。よろしくお願いします。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。