シューターのブログ

母校にて

先日昨年度まで通っていた高校に用があり、母校を訪れました。すると、今は受験期ということだけあって、推薦入試対策の面接指導を行なっていました。僕もなぜが、先生と一緒に生徒の面接を聞くということになり、1年前なんだかんだで大変だったなーと思いながら、母校の生徒の志望理由などを聞かせてもらいました。僕の初回の面接がダメすぎるという話が、不服にも生徒を励ますための話として語り継がれていました(笑)

 

1年ぶりの面接

僕は理学療法士志望の生徒の面接に居合わせたのですが、先生の質問が結構鋭くて(笑)大変だなと思いながら聞いていました。例えば、「理学療法士作業療法士の違いは何か?」という質問。「あー、聞かれたら答えられない」と僕自身は思いました( ;´Д`) ちなみに答えはというと、理学療法士は体の動き(足首の動きとか腕の動きとか)に着目してリハビリを行うことが専門らしいです。対して作業療法士はというと、生活の動き(階段の上り下りの動きとか風呂に入る時の動きとか)に着目してリハビリを行うことが専門らいしいです。理学療法士系の大学に行ったやつに理学療法士作業療法士の違い聞いたことあったけど、まともな答え返ってこなかったなとか、どーでもいいです笑)母校の生徒に感服です!!他の質問では、「看護師さんが患者さんと話していて、他の患者さんを診に回らないといけない時間になった時、入院している患者さんが、もう少し話し相手になってほしいといったとする。看護師のあなたはどうするか?」という質問や、「近年、お年寄りによる傷害事件が多発しています。その原因は何であると思いますか?」という質問がありました。結構大きな視点や多角的な視点が求められる質問だなと思いました。

 

大きな視点・多角的視点

先ほど書いた、「近年、お年寄りによる傷害事件が多発しています。その原因は何であると思いますか?」という質問を取り上げてみます。答えを短絡的に考えると、「ボケた老人の数が増えるから必然じゃないかとか、貧困な高齢者が今増えているからじゃない」といったことが思い浮かびます。ただこの回答、間違えではないかもしれませんが、理由としてとても弱く、根源的なところに迫ることができていません。では他に考えられることといえば、「定年退職をして、急にコミュニケーションを取る相手がいなくなった、会社を辞めてから急に自分に与えられていた役割がなくなり、社会から必要とされていないように感じるお年寄りが増えた」ということが考えられます。この回答は、日本の社会の仕組みや、お年寄りの気持ちを考えられないと生まれない回答であり、こういった視点・考え方を先生は教えていました。これから推薦入試やAO入試が増え、大きな視点・多角的な視点を持った人材が増えていくのかなと思う瞬間でありました。

 

これから必要な能力

これからの時代に必要だと思う能力は、問題発見能力問題解決能力だと最近感じます。そして、問題発見には、大きな視点・多角的な視点を持ち、問題の根源を見つけることが必要です。問題解決の方はというと、逆算して問題解決のために何が必要かを全て洗い出し、いつまでに何をすれば良いかを考えることが必要だと思います。僕は、問題発見の方はだいぶ慣れてきましたし、これからも磨いていこうと思いますが、問題解決能力の方が皆無に等しいです。これからの学生生活で問題発見能力と問題解決能力の両方を磨いていきたいです。

 

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