シューターのブログ

若者へ投資する価値とは

 

最近、大学生・若者という特権を利用して毎週どこかに顔を出して様々な勉強をさせてもらっている中で、大学生などの若者の価値はなんだろうと考えておりました。そして、ひとまずではありますが自分なりの答えというのが出ました。若者へ投資する価値とは、「価値観が定まっていないが故に、価値観を大人が植え付けらる」という点と「新しい価値観を創造し、その価値観を組織や社会に広げる可能性がある点」だと僕は考えています。それは企業側から見ると、企業が持っている価値観を若者に植え付けるとともに、(将来性のある企業は)企業内で新しい価値観を吹き込んで革新を起こしてもらえるかもしれないというところで若者に期待していると思います。(ただ、一般的な会社ではどちらかというと企業が持っている価値観を若者に植え付けることの方が重きを置かれているとは思いますが...)

 

僕が教育に注目している理由

僕は将来先生になりたいという思いは微塵もないですが、教育にとても興味があり、教育について学ぶとともに教育関係の方々と日々勉強させていただいています。ではなぜ僕が教育について勉強しているのかというと、将来の若者にとても期待を抱いているからです。というのも、大学生になってから、様々な分野、年代の方々数百人とお話しさせてもらう中で、今更かもしれませんがわかったことがあります。それは「人と完全に意見が合致することはない」ということと「人を変えることは簡単ではないし、そんなに人は変わらない」ということです。「人と完全に意見が合致することはない」というのは当たり前といえば当たり前ですよね(笑)生きてきた年数も時代も世界も違えば当然意見は異なってくるのですが、それを今更体感的にわかってきました。次に「人を変えることは簡単ではないし、そんなに人は変わらない」ということについては、人を変えようとするということは「その人の今までの生き方を否定する」ということです。だから僕が例えどんなに素晴らしいことを言って、人を変えようと思っても、相手を否定してしまうから僕の言っていることは受け入れられない。まして、年上なんかは僕より長く生きていて、価値観も固まっている。だから、新しい意見が突きつけられるということは否定されるということ。僕が自分より年上の人を大きく変えて社会を変えられるとは到底思いません。だったらどうするか?大きく社会を変えたいのであれば、価値観がまだ確立されていない同世代や自分より若い世代に投資する、すなわち教育に携わるしかないでしょというわけです。

 

松下村塾

僕が尊敬している歴史上の人物の一人に幕末の教育者であった吉田松陰を挙げます。吉田松陰は今の山口県萩市長州藩松下村塾を開いた人物です。松下村塾からは、倒幕に追い込んだ高杉晋作や初代内閣総理大臣伊藤博文を輩出しています。つまり、江戸時代から明治時代へと時代を変えた人たちを育て輩出したとも言えるのが吉田松陰です。しかも吉田松陰は29歳で亡くなっており、短い人生であるにも関わらず日本の歴史に大きく影響を与えました。そして、吉田松陰から学べることは、とにかく若者の教育が大事で大きな可能性を秘めているから、教育に力を入れるべきだということです。僕は将来起業し、会社を経営しようと思っていますが、早い段階から、人材育成をし、会社の中で新しい考え方や価値観を高速に循環させること、会社の良いところやノウハウを若者に受け継ぐことが大切だと思っています。だからこそ、人材育成のシステムづくりを30歳までには完成させなければと思っています。幕末の松下村塾のような塾を作り、社会を変えるような会社を作りたいと思っています。そのためにも教育を時間軸と空間軸で見ていき、自分より若い世代に対して何を教育すべきかをしっかりと見定めていきたいと思います。

 

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