シューターのブログ

迷惑をかけ合ってこそ対等な付き合い

 

 先日、「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」という映画を観に行きました。主演は大泉洋、共演三浦春馬高畑充希などです。主演はこの映画は元となっている本『こんな夜更けにバナナかよ』を今年の春に見ており、公開前から僕が待ちに待っていた映画でした。『こんな夜更けにバナナかよ』は僕が通っている大学の学長であり、僕が所属している広島市立大学塾が推薦していた本ということで自身、手にとって読みました。

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筋ジストロフィー

この本(実話)の主人公は鹿野靖明さんです。彼は筋ジストロフィーという筋肉が年をとるとともに弱っていく病気で、20歳までしか生きられないだろう医者に言われていました。そして、筋ジストロフィーは自立生活をすることは不可能で入院生活をするしかないと言われていたのだが、鹿野さんは自立生活をすることを決心し、24時間ボランティアを途切らさせずに何年も必死に生きていきました。筋ジスにより一人で出かけられないことは勿論、鹿野さんは一人で寝ることもできない、ご飯も食べられない、トイレにも行けない、風呂にも入れない、だからボランティアに全てをお願いする。本の中のそういう彼から僕は、「人に頼ること」の大切さを学びました。

 

迷惑をかける

映画の方『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』では、本に書かれていたことの一部(彼の生活)を切り取った感じ、特に学生ボランティアと鹿野さんのやりとりが描かれていました。そして、映画を観ていて伝わってきたことは、「迷惑をかけることが人間関係の上で大切で、対等になれる」ということです。鹿野は何もできないがゆえに、あれしてくれ、これしてくれて周りの都合も考えずに要求し超自己中です(笑)。でも、これは決して鹿野が得しているだけではなく、周りのボランティアにたくさんの学びや影響を与えています。そして、「障害者が普通に家で暮らすことの権利はあるだろう」ということや、「人はできないことの方が圧倒的に多いから、迷惑をかけることは人生の上でとっても大切なんだよ」ということが映画を見ていると伝わってきました。

 

もっと人に寛容になる、迷惑をかける勇気

この「こんな夜更けにバナナかよ」の本・映画を見て、自分自身もっと人に寛容になることと、迷惑をかける勇気を持たなければなと思いました。この二つを身につけると、いい人間関係やいい組織を作ること、もっと楽しい人生を送ることができるなと思いました。まずはこの映画をとにかくたくさんの人に見てもらいたいです。僕自身映画を見てウルウルすることはあったのですが、泣いたことはありませんでした。ですが、この映画、感動しすぎて号泣でした(笑)。知り合いに遭遇したら、映画館に即直行させます!というくらいに本当に見てもらいたいです。人生で大切なことがあの実話には詰まっています。そして僕が感じたこと以外にももっと感じることがあると思います。ぜひ映画館に足を運んで観てみてください。できれば本も読んでもらいたいくらいです!文庫本にもなってました!!

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最後まで読んでいただきありがとうございます