シューターのブログ

凄まじい人生のお話を聞いて

 

今週の土曜日も先週と同様、ひがしひろしま創業塾に参加ということで西条を訪れました。今週はマーケティングイノベーションや経営者のための会計、会社設立手順(定款や登記など)を学びました。どれを取っても難しく、会社設立手順なんかは知らないことだらけで脳がパンクしかけました(笑)

 

一番は人が大切

今日はマエダハウジングの代表取締役、前田さんにご講演いただきました。マエダハウジングさんは僕も毎月MGの会場として使わせてもらっている立場で、前田さんってどんな方なんだろうと前々から興味がありました。今日はそんな前田さんから直に人生のストーリーを聞かせていただきました。端的に話の内容を説明しますと、前田さんは、自動車大手、リフォーム会社で勤務した後、信頼する方とご一緒にリフォーム会社を始めたそうです。前田さんは、独立したリフォーム会社の社長さんを支えながら一緒に、楽しくなんとか食べられるくらいには仕事をやっていたそうですが、ある日突然、信頼していた社長さんが夜逃げをしたそうです。すると、前田さんは雇っていた技術者の方々から、給料を払えと言い詰め寄られてしまったそうです。そこで、会社を技術者さんたちと一緒に立ち直そうとするそうですが、現実はそう甘くないらしく、技術者さんたちは給料をもらった後、誰もいなくなってしまったそうです。そこから前田さんは一人で一から事業をやり始め、コツコツと来る日も来る日も誰も褒めてくれなくても2年間懸命に取り組んだそうです。しかし、そうした中で、事業のために人を雇っても、すぐに人が辞めてしまうという問題に悩まされ続けたそうです。そんなご経験をお持ちの前田さんが、お一言、とても大切なことを言っていました。

 

価値観・ビジョンの合う人と仕事をすること

前田さんはズバリ、価値観・ビジョンが合う人と仕事をすることが大切だとおっしゃっていました。それは、松下幸之助さんのおっしゃっていたことが元にもなっていて、会社をうまく回すのに大切なのは、「経営理念の浸透」が50%、従業員それぞれの能力を十分発揮できる環境を整えてあげるのが30%、会社経営等の戦略・戦術が20%。それで、マエダハウジングさんでは、「お客様のために仕事をやる」「地域密着」「自分たちが幸せになることが大切」という考え方・価値観・ビジョンを共にした人を雇い、仕事をするようにしたそうです。僕にとって、戦術・戦略よりも実は会社経営の上で価値観・ビジョンの統一の方が大切であるというのは驚きで、僕自身、人を見る目を養わなければ、そして何より自分自身が人として成長しなければなと思いました。これからの学生生活、価値観・ビジョンに関しては、いろんな場所に行き、いろんな人に会って、様々なそれらを聞きたいなと思います。そして、自分はどんな価値観・ビジョンを持ち、どういう人と一緒に居たいかを徐々に明確にできたらなと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます