シューターのブログ

人を好きになる

 

昨夜は”ゆめみがきトークライブ”というイベントに参加しました。その場では夢を持ち、それに向かって動いている方がご講演をされるという形式でした。僕がその場に行った理由は、「人の夢を聞きて〜、元気もらいて〜」というのではなく、知り合いの方がご講演されるからでした。半年ほど前に一度ご縁があり、お会いしてから、僕のブログやFacebookを見てくださっていて、「こんなに人に興味を持てる人ってすごいな」「どんな人か知りたいなぁ」という思いで昨日は話を聞きにいきました。

 

壮絶な過去

話の中でその方のバックグラウンドを聞くことができました。ごく幼い頃、父親がDVで母親が家からいなくなったこと、兄弟がバラバラに預けられたこと、新しいお父さんが家に来たこと、そのお父さんも暴力を振るう人だったこと、幸せな家庭が羨ましかったこと、劣等感が故に暴走族であったことなど、壮絶な過去に驚かされました。そこから職人の道を歩み、家族を作り、幸せになった。けれども、何か違和感があったこと、それから家族が崩壊したことなども聞かせていただきました。「そんな過去があった方なんだ!!だからこそ、人を好きになることが得意なんだろうな」と少しわかったような気がしました。そして、いまその方は、新たに起業をしました。僕の親より少し若いくらいで、持っている価値観を定め、コンパスをもち、進むべき方向を明確にし、突っ走っているというのが僕の印象でした。「今を懸命に生きて、過去は変えられないけれども、過去の意味を変えている」そんな方です。

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トークライブ



 

「人を好きになる」ことの大切さ

「人を好きになる」ことの大切さは、この方の他に、本からも学びました。その本は『人生の勝算』という本で、SHOWROOM前田祐二さんが書いています。ついこの間、「この本面白いよー」と春休みに大阪でできた知り合いの方に言われたこともあり、積ん読状態となった本たちから抜き取り、一読しました。本に書いてあることによるとm前田さんはSHOWROOMを立ち上げる前の前、外資投資銀行に努めておられました。そして、外資系が故に勤め先には東大、京大出身どころか、ハーバードやスタンフォードなど名門のビジネススクールがを出たエリートがゴロゴロいたそうです(おそらく今も)。周りはみんな優秀、学習能力が高い。能力の面でアピールしても、みんな必死にやるから秀でることが難しい。そこで大切なのが人間的な感情だと気がついたそうです。「適度にバカができる」とか「役に立とうと一生懸命」だとか、「話が面白い」だとか、数値では測れない感情に引っかかってくる人が選ばれ、好かれる。そして、それらをするには「人を好きになる」ことが肝要であると。「人に好かれる」以前に「人を好きになる」。

 

受け入れる、認める

ただ、僕は「人を好きになる」ということがあまりできていない人です。自身結構、「自分の嫌いなところに目を向け、それを全力で直す」という動機で努力してきたところがあり、「人の”良いところ”に注目する」とか、「周りのいろんな人興味を持つとか」、ができていなく、「人を好きになる」努力をしてきませんでした。大学に入ってから、いろんな人に会う中で気づき、ほんの少しだけできるようになったなくらいです。そこで昨日のトークライブで「”人を好きになる”には何が大切ですか?」と質問をしました。帰ってきた答えは「人を受け入れること、認めること」です。確かに昨日公演してくださった方は、それが当たり前にできている方に思えます。僕も「人を好きになる」、そのために「人を受け入れること、認めること」ができるよう変わっていきたいです。これができるようになると、仲間ができ、個人の努力だけでは見えない景色を見れるようになる可能性が生まれると思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます