シューターのブログ

働くとは、生きるとは 〜迷走vol.3〜

なんだかんだ人間もろい

 

 『迷走vol.1』『迷走vol.2』では、どんな仕事も世のため、人のためにあるということが最近わかってきたということを書きました。そして、仕事を選ぶということは、自身がどうやって世のため人のために貢献するかを決めることだという思いに至りました。この考えをベースにした上で職業を選んでいくわけですが、このほかにも仕事を選ぶ上での指標が必要だと思います。そして、前回のブログでは、苦手だけど必要なことに取り組む仕事か(攻め)、得意なことに取り組む仕事か(守り)という指標で仕事選びについて考えて見ました。

 

人で仕事を選ぶ

 いきなりですが、「幸せ」ってなんだろうって考えたことあるでしょうか。

僕は最近になって考えるようになりました。今までは「見返してやりたい」とか、「負けたくない」とか、あまり良くない動機で努力をしていたのですが、それだと、どうも虚しいし、意味がないってことにだいぶ気がつきました。

だから「幸せとは何か」って考えるようになりました。

僕だったら「本を読むこと」とか「美味しいご飯を食べる」とか、もっと漠然というと、「自分でできることを増やす」とか、「新しいことを知る」とか、いろいろ楽しい、幸せと感じることがあります。

 

 でも、究極に一言で表すとしたら、

「好きな人と好きな場所で好きなことをする」

だと僕は思うんです。いろいろ考えていくとどうしても、そこにたどり着きます。

確か旅好きの若者にすげー支持されている高橋歩って人もそんなことを言ってた気がします。(人それぞれ幸せを感じるためのプロセスってもんは違いますが)

 

だから、「この人とはなんかウマが合うなぁ」「この人からだったらいろんなこと学べそうだなぁ」と仕事を選ぶなんてこともありじゃないかなと思います。逆に、「この人すごいけれど、なんか合わない」「興味のある分野、仕事だけど、なんかあの人は嫌い」と消去法で仕事を選ぶなんてこともありかなと思います。

 

バカリズム

 もう一つ、いきなりですが、「強み」とは何ですか。「強み」とは相対的なものです。陰キャがスーパー陰キャ集団に入ると、その人は陽キャとみなされます。パリピがスーパーパリピ集団に入ると、その人はパリピではなくなります。

 ちょっと例えが悪かったかもしれません。甲子園に出ている球児がプロ野球選手に混じったら、「野球が得意です」といえますか?って話です。

 そう、強みとは「相対的」なのです。

 

 この強みの性質を理解した上で仕事を選択する人も一定数世の中にいるようです。

例えば芸人のバカリズム

僕は「ipponグランプリ」でキレキレのバカリズムが大好きなのですが、そんなバカリズムさん。実は芸能界に入る入り口、実は吉本ではありません。なんと、日本映画学校俳優科出身です。

 バカリズムさんは最初から芸人を目指していたそうなのですが、吉本に入ると自分の力では埋もれてしまうだろう。だからあえて映画学校に入って目立とうと決めてそうです。

自分を客観的に見て、進む道を選ぶところは凄いなと思います。

 

 少し自分の話に置き換えてみます。僕が経営だったり金融に興味があるからと言って、コンサル会社に危うく入ると、東大生集団などと一緒の職場になり、埋もれてしまう可能性が大です。

だから、自分の得意なことはどのくらいのレベルか、そしてどこだったら自分と同じような人間は少ないかとポジショニングを考えることは意外と重要なことかもしれません。

これは汚い話とかじゃなくて、自分の人生を無駄にしてしまう「宝の持ち腐れ状態」になることを防ぐ方法でもあると僕は思っています。

 もちろん、自分の得意なところで勝負したいから、得意なことが同じ人たちが集まる仕事を選ぶのがいいかもしれません。

しかし、人間もろいもので、劣等感を感じてしまう生き物です。そんな感情を抱いたまま、何年も何十年も過ごすくらいなら、ポジショニングを意識して自分の力を世のため人のために発揮できるよう、仕事を選ぶことの方がよっぽど有意義であるのではと思います。

 

 今日は「人で仕事を選ぶ」という指標、「自身の強みで仕事を選ぶ」という指標で考えてみました。答えがないって辛いなぁ。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

迷走vol.4に続く