シューターのブログ

嘉手納基地・普天間基地

 

今日は沖縄四日目であり、嘉手納基地と普天間基地を高台から見ました。広島の近くに岩国基地があるにも関わらず、アメリカ軍基地をしっかりと見るのは初めて。とても興味深く見ることができました。

嘉手納基地

嘉手納基地を見た第一印象はとにかく大きいの一言に尽きます。

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嘉手納基地

3000メートル越えの滑走路が日本あり、日本の主要な飛行場にも匹敵するほどだそうです。大きさはマツダスタジアム400個分ほどらしく、アメリカ軍にとって重要な軍事拠点であることが伺えます。実際にベトナム戦争の時に、拠点となった基地であり、今も北朝鮮船の船の見張りの拠点となっているらしく、オーストラリア機も嘉手納基地に飛んでくるようです。沖縄が国防に関わっている、かつては戦争に関わっている地であったということを基地を直近に見て、ひしひしと感じました。

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c-17嘉手納基地より離陸を見た。 戦車1台運べるほどの大型輸送機らしい!!

数字のマジック

嘉手納基地を訪れた際のガイドの説明で、数字には気をつけましょうという主旨のことを聞きました。数字に気をつけろということは統計学の授業で言われたりはしていますが、改めて数字に気をつけなければなというように思うきっかけがありました。それは「沖縄は日本の基地負担を70パーセントほどしている」ということに関してです。これは、沖縄の基地問題の話でよく言われることですが、この70パーセントという数字に気をつけなければならないそうです。もちろん、この70パーセントという数字は間違っているわけではありません。ただ、この70パーセントという数字は、「在日米軍施設・区域(専用施設)の面積」の沖縄が負担する割合が70パーセントのことです(防衛省のページによる)。逆に、「在日米軍施設・区域(共同使用施設も含む)の面積」だと、20パーセント弱です(防衛省のページによる)。だからと言って、沖縄がたくさん基地負担をしていることに変わりはないのですが、ここをきちっと押さえておくべき部分であり、ここを混同して、基地負担のことを語る人もいるようです。数字をなんとなく丸呑みせず、「数字は何を指しているのか」を考えることを日頃からしなければなと戒めになりました。

 

普天間基地 クリアゾーン

長いこと問題になっている普天間基地も今日見ることができました。普天間基地はニュースの報道の通り、滑走路にとっても近いところに住宅地がありました。

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普天間基地

実際に自分の目で見てみると、「これは危ないな」と感じました。実際に危ないとされているのは、「クリアゾーン」に注目するとより危ないということがわかります。クリアゾーンとは滑走路から900メートルの間の区域(正確には滑走路の幅が450メートル、(上底)滑走路から先900メートルな離れたところの幅は690メートル(下底)、長さ(高さ)900メートルの台形の面積の区域)、そこの土地利用が禁止されています。ですが、普天間基地の場合そこに、建物があるがゆえに「世界一危険な基地」と言われています。実際に2004年には沖縄国際大学にヘリが墜落おり、危険と断言できます。だから、普天間基地が存在するべきではないと思ったのですが、代替案を僕は出せません。色々な利害関係が絡み合っていて、なかなか解決できない問題であるなと思いました。ただ、この現状のままではダメだということは感じることができました。実際に基地を見てとてもいい経験になりました。

 

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