シューターのブログ

日本語力こそ大切

 

 先日、弟の中学校の進路だよりに面白い記事が掲載されていました。2浪してからやり方を変えたら国語の偏差値が40から70台へという記事です。結論から言いますと、意味を理解して文章を読んでいるか、読んでいないかという話です。「意味を理解して文章を読むのは当たり前でしょ」と思われるかもしれませんが、実は意味を理解して文章を学生は思いの外多いようです。では意味を理解していないとはどういうことかというと、字ヅラを追っているということです。これは英語の文章を例にとるととても分かりやすく、説明がつきます。

I don't like Ken, because he is always late for school. という文があったとする。

この文、字面を追っている子は「私はケンが好きではありません。なぜなら彼はいつも学校に遅刻するからです」と訳して、さっさと次の問題に進みます。対して意味を理解する子は「遅刻するぐらいで、なんで人を嫌いになる必要があるんだ」と考えたりもしています。国語の問題で「主人公はなぜ、〇〇のようなことをしたのでしょうか?」という設問があった時、字面を追う子は、ただ単純に「文章の中からその答え」を探そう(抜き出そう)とします。意味を理解する子は、答えは答えとして考えつつ、「普通、〇〇のようなことしないだろ」と突っ込んだり、意味まで考えながら読んでいます。

この例を聞くと、意外と当てはまる方も多いかもしれません。僕自身も中学生の頃字面を読んで国語の定期テストをの問題を解いていました。(それで解ける問題を用意する問題作成者もどうかと思いますが笑)

 

意味を理解することは日常生活や仕事でこそ大切

意味を理解するということはとても大切だと最近感じます。例えば読書をしている中で、ただ字面を追っているだけではなかなか学びを得るものが少ないですが、自分の知っている知識と結びつかないか、文章のいい例が思い浮かばないかと考えていると、新しいアイディアが生まれたり、勉強したいと思える分野が出てきたりします。もう一つ例を挙げると、最近僕は簿記を勉強し始めているのですが、簿記の問題で

決算に際し次の誤りを発見した。よって、これを訂正するための仕分けを行いなさい。

 得意先岐阜商店から売掛け金¥350,000を同店振出、当店宛の約束手形で回収した際、誤って貸借反対に記帳していた。

とある。

この問題を解く際、注意して日本語を読まないとケアレスミスを引き起こしてします。”同店”は岐阜商店を指しており、”当店”は自分のお店のことを指している。こういった細かいところに気をつけて日本語を読まないと意外なところで勘違いを引き起こし困ってしまうので、意味を理解して文章を読むことが大切だと最近感じます。

 

ただ英語を勉強するだけの人は社会にとって弊害である

「英語を勉強すること」をとても大切なことだと思うし、英語は話せるに越したことはないです。ただ英語だけできて中身のない人は、とても迷惑で邪魔な人です。というのも、そういう人は、英語の言葉を聞いてただ訳すだけであるから、言い換えると「伝言ゲーム」をしているだけです。それなら、プロの通訳を雇った方がいいし、今はスマホに翻訳を頼ってもそこまで困りません。英文を見て日本語に直してくれるだけの人がいるならば、今は右クリックをすれば全部英語を日本語に直してくれるGoogleさんに頼ります。必要なのは、英語をただ日本語に直せる人ではなく、英語で得た情報をもとに考え、日本語で意見を言える人、日本語で得た情報をもとに考え、英語で意見を言える人、英語で得た情報をもとに考え、英語で意見を言える人です。伝言ゲームをする人は邪魔な仲介であり、手間も時間も取る邪魔な人材に過ぎません。だからこそ、英語を学ぶことももちろん大切ではありますが、母語である日本語の意味をきちんと理解して文章を読み、考え、特定の分野でもいいから意見をきちんと言える人材にならないといけないと感じます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

シューターのブログ

若者へ投資する価値とは

 

最近、大学生・若者という特権を利用して毎週どこかに顔を出して様々な勉強をさせてもらっている中で、大学生などの若者の価値はなんだろうと考えておりました。そして、ひとまずではありますが自分なりの答えというのが出ました。若者へ投資する価値とは、「価値観が定まっていないが故に、価値観を大人が植え付けらる」という点と「新しい価値観を創造し、その価値観を組織や社会に広げる可能性がある点」だと僕は考えています。それは企業側から見ると、企業が持っている価値観を若者に植え付けるとともに、(将来性のある企業は)企業内で新しい価値観を吹き込んで革新を起こしてもらえるかもしれないというところで若者に期待していると思います。(ただ、一般的な会社ではどちらかというと企業が持っている価値観を若者に植え付けることの方が重きを置かれているとは思いますが...)

 

僕が教育に注目している理由

僕は将来先生になりたいという思いは微塵もないですが、教育にとても興味があり、教育について学ぶとともに教育関係の方々と日々勉強させていただいています。ではなぜ僕が教育について勉強しているのかというと、将来の若者にとても期待を抱いているからです。というのも、大学生になってから、様々な分野、年代の方々数百人とお話しさせてもらう中で、今更かもしれませんがわかったことがあります。それは「人と完全に意見が合致することはない」ということと「人を変えることは簡単ではないし、そんなに人は変わらない」ということです。「人と完全に意見が合致することはない」というのは当たり前といえば当たり前ですよね(笑)生きてきた年数も時代も世界も違えば当然意見は異なってくるのですが、それを今更体感的にわかってきました。次に「人を変えることは簡単ではないし、そんなに人は変わらない」ということについては、人を変えようとするということは「その人の今までの生き方を否定する」ということです。だから僕が例えどんなに素晴らしいことを言って、人を変えようと思っても、相手を否定してしまうから僕の言っていることは受け入れられない。まして、年上なんかは僕より長く生きていて、価値観も固まっている。だから、新しい意見が突きつけられるということは否定されるということ。僕が自分より年上の人を大きく変えて社会を変えられるとは到底思いません。だったらどうするか?大きく社会を変えたいのであれば、価値観がまだ確立されていない同世代や自分より若い世代に投資する、すなわち教育に携わるしかないでしょというわけです。

 

松下村塾

僕が尊敬している歴史上の人物の一人に幕末の教育者であった吉田松陰を挙げます。吉田松陰は今の山口県萩市長州藩松下村塾を開いた人物です。松下村塾からは、倒幕に追い込んだ高杉晋作や初代内閣総理大臣伊藤博文を輩出しています。つまり、江戸時代から明治時代へと時代を変えた人たちを育て輩出したとも言えるのが吉田松陰です。しかも吉田松陰は29歳で亡くなっており、短い人生であるにも関わらず日本の歴史に大きく影響を与えました。そして、吉田松陰から学べることは、とにかく若者の教育が大事で大きな可能性を秘めているから、教育に力を入れるべきだということです。僕は将来起業し、会社を経営しようと思っていますが、早い段階から、人材育成をし、会社の中で新しい考え方や価値観を高速に循環させること、会社の良いところやノウハウを若者に受け継ぐことが大切だと思っています。だからこそ、人材育成のシステムづくりを30歳までには完成させなければと思っています。幕末の松下村塾のような塾を作り、社会を変えるような会社を作りたいと思っています。そのためにも教育を時間軸と空間軸で見ていき、自分より若い世代に対して何を教育すべきかをしっかりと見定めていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

シューターのブログ

1年半後

 

今日は自分のにとって少しだけ大きな決断をしてきました。約1年半後、2020年の4月から3ヶ月半程、地球1周の船旅に出る仮予約をしてきました。世界22カ国、25寄港地を訪れるということで、まだまだ先のことではありますが、ワクワクしています。航路は日本を出航し、廈門(中国)、シンガポールコロンボスリランカを訪れ、紅海・スエズ運河を通過し、ヨーロッパへといきます。ギリシャ、イタリア、ポルトガル、フランス、イギリスとヨーロッパの見どころを周り、バルト三国の1つ、エストニアへ向かいます。その後、世界三大美術館のエルミタージュ美術館があるサンクトペテルブルグ(ロシア)、北欧5カ国(フィンランドスウェーデンデンマークノルウェーアイスランドを全て回ります。この辺りでは白夜が経験できるそう。そして、大西洋を渡り、ニューヨークを訪れます。そこから南下をし、ハバナキューバ)、中米のパナマコスタリカ北上して、メキシコ、シアトルに行き、日本へ戻ってくるというルートです。

 

旅を知ったきっかけ

この船旅の存在を知ったのは実は、つい最近です。しかも思いがけない機会に知ることになりました。それは1日20円プロジェクトをしている時です。グリーンリボンキャンペーンという移植医療についてのイベントで、ジャイアントフラワー教室をやらている方のお手伝いをさせてもらっている時でした。たまたま、イベント会場へ来場された方とお話をした際、船旅から帰ってきた場からだということをお聞きしました。地球1周の船旅ってどういう旅なんだろうと興味を持ったのがきっかけで、今日まで至りました。1日20円プロジェクトによる思わぬ副産物だなと思うばかりで、やっていてよかったなと感じます。

 

経験しないとわからない

僕が世界を船旅しようと思った理由は世界を旅しないとわからないことがあるからというただただ単純な理由です。ニュースだけではわからない、経験しないとわからないことがたくさんあると僕は思っています。これは日常生活でも言えることで、初めて訪れる場所へ向かう時、グーグルマップがあるから大丈夫ではありますが、やはり1回ルートの確認に行っておくと、目的地までの雰囲気や景色がわかり安心します。グーグルマップやネットに載っている情報だけではない膨大な情報というのを頭に入れることができます。他にもサッカーってどんなスポーツかやったことない人に教える時、「11人対11人でプレーして、手を使えるキーパーはピッチ上にいる各チームのメンバーの一人で、他の人は手を使ってはいけない。ゴールにボールを入れたら1点で多くの点を入れたほうが勝ち」と説明するよりも、まず一回サッカーをやってもらうほうが圧倒的に伝わります。まずは行動、そして「経験」するということが当たり前のように聞こえるかもしれませんがとても重要です。

 

成長の方程式

自分の中にある最近の成長方程式は”成長=インプット×行動”です。インプットはどれだけたくさんの情報を整理して頭に入れるか、行動はアウトプットの他に、違う世代の方々にあったり、様々な分野に触れることだと僕は捉えています。そして、この方程式はインプットだけではダメだし、行動だけでもダメで、両方をハイスピードで大量にこなすことで成長が大きくハイスピードになるということをこの方程式は表しています。インプットだけでは、確かに色々なことを知り、複数の視点を手に入れたりすることはできまさすが、自身の周りの環境を変化させていくということはなかなか難しいです。かといって、行動だけをしたところで、インプットをしていないと、行動そのものの内容は薄くなり、得られるものが少ないです。例えば数字で表してみると、インプットが7で行動が1だとする。すると7×1で成長は7になる。逆にインプットが1で行動が7だとすると1×7で成長は7になる。そこをインプットが4で行動が4だとすると、4×4で成長は16となる。インプット+行動がどれも8である(つまり労力は同じ)でも成長の度合いは異なっていきます。だからインプットと行動の両方にこだわっていきたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

シューターのブログ

母校にて

先日昨年度まで通っていた高校に用があり、母校を訪れました。すると、今は受験期ということだけあって、推薦入試対策の面接指導を行なっていました。僕もなぜが、先生と一緒に生徒の面接を聞くということになり、1年前なんだかんだで大変だったなーと思いながら、母校の生徒の志望理由などを聞かせてもらいました。僕の初回の面接がダメすぎるという話が、不服にも生徒を励ますための話として語り継がれていました(笑)

 

1年ぶりの面接

僕は理学療法士志望の生徒の面接に居合わせたのですが、先生の質問が結構鋭くて(笑)大変だなと思いながら聞いていました。例えば、「理学療法士作業療法士の違いは何か?」という質問。「あー、聞かれたら答えられない」と僕自身は思いました( ;´Д`) ちなみに答えはというと、理学療法士は体の動き(足首の動きとか腕の動きとか)に着目してリハビリを行うことが専門らしいです。対して作業療法士はというと、生活の動き(階段の上り下りの動きとか風呂に入る時の動きとか)に着目してリハビリを行うことが専門らいしいです。理学療法士系の大学に行ったやつに理学療法士作業療法士の違い聞いたことあったけど、まともな答え返ってこなかったなとか、どーでもいいです笑)母校の生徒に感服です!!他の質問では、「看護師さんが患者さんと話していて、他の患者さんを診に回らないといけない時間になった時、入院している患者さんが、もう少し話し相手になってほしいといったとする。看護師のあなたはどうするか?」という質問や、「近年、お年寄りによる傷害事件が多発しています。その原因は何であると思いますか?」という質問がありました。結構大きな視点や多角的な視点が求められる質問だなと思いました。

 

大きな視点・多角的視点

先ほど書いた、「近年、お年寄りによる傷害事件が多発しています。その原因は何であると思いますか?」という質問を取り上げてみます。答えを短絡的に考えると、「ボケた老人の数が増えるから必然じゃないかとか、貧困な高齢者が今増えているからじゃない」といったことが思い浮かびます。ただこの回答、間違えではないかもしれませんが、理由としてとても弱く、根源的なところに迫ることができていません。では他に考えられることといえば、「定年退職をして、急にコミュニケーションを取る相手がいなくなった、会社を辞めてから急に自分に与えられていた役割がなくなり、社会から必要とされていないように感じるお年寄りが増えた」ということが考えられます。この回答は、日本の社会の仕組みや、お年寄りの気持ちを考えられないと生まれない回答であり、こういった視点・考え方を先生は教えていました。これから推薦入試やAO入試が増え、大きな視点・多角的な視点を持った人材が増えていくのかなと思う瞬間でありました。

 

これから必要な能力

これからの時代に必要だと思う能力は、問題発見能力問題解決能力だと最近感じます。そして、問題発見には、大きな視点・多角的な視点を持ち、問題の根源を見つけることが必要です。問題解決の方はというと、逆算して問題解決のために何が必要かを全て洗い出し、いつまでに何をすれば良いかを考えることが必要だと思います。僕は、問題発見の方はだいぶ慣れてきましたし、これからも磨いていこうと思いますが、問題解決能力の方が皆無に等しいです。これからの学生生活で問題発見能力と問題解決能力の両方を磨いていきたいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

 

 

シューターのブログ

世界は広い、だからこそ目の前のことばかりにとらわれてはいけない

 

いきなり題名が格言じみてしまっていますが、これは自分自身への戒めです。最近違う年代の方や様々な分野の方とご一緒させてもらうことが多々あります。そうすると、世界は広いんだなということをとても感じます。教育関係の人には教育関係者で成り立っている世界というのがあるし、学生には学生の世界がある。起業家には起業家の世界があるし、労働者には労働者の世界がある。国家単位の世界があれば業界の単位の世界が存在する。色々な世界があるんだなということをしみじみと感じるとともに、自分のいる世界、見えている世界はごくごく狭いのだろうなと思います。

 

スナックにて

先日、スナックにご一緒させてもらう機会がありました。前置きとして、飲み物はソフトドリンクでした(未成年なのでお酒は飲んでいません)。スナックはある意味で初めての海外留学の時と似た感覚でした(スナックは初めてではなかったのですが)。というのも、スナックで働いている若い女性の方にどのくらいスナックで働かれてるんですかと聞き、その後15歳から働いているということを聞きました。15歳っていつ頃だろうと考えてみると中学を卒業したばかりです。今までの同級生に中学卒業してからスナックで働いてる人いるっけ、と考えてもいませんし、知り合いに大人でもそういう世界にいた経験があるという人は数人しかいません。僕自身、15歳からスナックで働いている人にあって、知らない世界ってあるんだなと感じ、カンボジアに行って、現地でカンボジアの人に出会うのと同じような感覚でした。そして、僕は最近教育関係のことをよく考えるのですが、15歳の頃から水商売という世界にいる人のことを加味して、教育の課題について考えたことがないなと思いました。(よくよく考えると水商売のマーケットはでかい)だからと言って、教育に対して、大きく考えを変えるということにはまだ至ってはいませんが。

 

中等教育就学率、高等教育進学率

僕は今大学生という身分で、高等教育を受けているということになります。そして、大学に行っていると、気づかぬうちに、高等教育の世界が全てだと考えてしまいがちになってしますと感じます。勉強することは多大な恩恵を僕自身にもたらすと思っているので勉学に励んでいますし(そもそも勉強が好きってのもあるのですが笑)、おそらくその僕の考えは間違えではないと思います。ただ、ここ数年の世界の高等教育進学率を調べると、データや年度により違いはあるものの、だいたい35パーセントほどでした。ということは、100人いたら約65人は大学に進学していないという訳です。さらに世界の前期中等教育(日本でいう中学校)の純就学率は男子が66パーセント、女子が68パーセント(中国は除く)〜『世界子供白書』より〜 とだいたい3割弱の子供が中等教育に就学していないことがわかります。つまり、自分の知っている世界や当たり前が全てではないということがわかりました。

 

まとめ

僕が大事だなと思ったことは、ブログの題名の通り「世界は広い、だからこそ目の前のことばかりにとらわれてはいけない」ということです。だから大学で勉強するにしても、大学で勉強することが全てではないということを理解した上で、勉強することが大事だし、仕事をするにしても、所属している業界が全てではないということを頭に入れた上で、仕事をすることが重要だと思っています。違う世界もたくさんあるんだということを考えながら、選択を常にし続け、日々を過ごしていきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

シューターのブログ

日本のパチンコ業界 

〜僕より20歳上の世代がどれだけ知っているか?〜

 

 先日、日本のパチンコ業界についてお話を聞く機会がありました。この話を聞いてから僕はパチンコの捉え方が180度変わったし、金・情報は見えないところで動いているんだなということを知りました。

 

日本のパチンコ業界が北朝鮮の核開発やスパイ活動に貢献した?!

いきなりですが、日本のパチンコ業界の歴史について話したいと思います。日本のパチンコ業界は1970年代、高度経済成長が終盤に差し掛かり、オイルショックが起こった頃、成長し始めました。時はたち、時代はバブル、1990年代初頭の頃、日本のパチンコ業界は全盛期を迎えました。1990年代初頭の頃のパチンコ業界の売り上げはなんと30兆円程。これは日本の誇りの自動車業界、トヨタ・日産・ホンダ・マツダの売り上げを足したものに匹敵します。(イージス艦は一隻1400億円)。それから、日本のパチンコ店のオーナーの割合を示すと、約4割が北朝鮮人、約3割が韓国人、約2割が中国人、1割が日本人という内訳です。そして、日本のパチンコ業界の莫大な利益の4割が北朝鮮、3割が韓国、2割が中国へと流れていたというわけです。そこで北朝鮮に焦点を当てて話すと、日本のパチンコ業界で生まれた莫大な金は北朝鮮に流れ、おそらく核開発やスパイ活動に貢献してきました。さらにいうと、パチンコに通っていた日本人が核開発や北朝鮮のスパイ活動に貢献したといっても過言ではありません。

 

ではなぜ日本人はこのことを知らない?

多分この事実は多くの日本人が知らないと思います。だからいまだに多くの人がパチンコに通い、日本のパチンコ業界の売り上げは未だに20兆円あるのだと思います。(今は日本人のパチンコ店のオーナーの割合が高くなっているらしいが)では、なぜ日本人はこのことを知らないのか、それは日本政府が黙認していたからです。ただ、日本政府には言い分というものはあり、それは第二次世界大戦の際の日本の朝鮮支配やもっと遡ると、戦国時代の豊臣秀吉の朝鮮進出の償いという言い分です。それがきちんとした朝鮮の償いになるかという話は置いといて、北朝鮮や韓国(中国も)が日本で稼げる方法、日本で辛い差別を受けてきた在日朝鮮人の生きる道というのをある意味で日本政府は確保したわけです。僕は山本おさむの『天上の弦』という漫画で、主人公がパチンコ店で働いていたのが記憶にあります。(『天上の弦』という漫画は、朝鮮人の主人公が第二次世界大戦時バイオリンの魅力にとりつかれ、日本に出稼ぎに来ても、バイオリンに魅了され、バイオリンを作る職人となるという話です。)これは今更ですが、この話を聞いて『天上の弦』の主人公がパチンコ店で働いていたことにこの話を知ってから納得しました。

 

知らないところで世の中は動いている

僕の言いたいことは、北朝鮮や韓国・中国を批判しろということでも、日本政府を批判しろということでもありません。ただ、一人一人が自分のやっていることがどこへつながっているのか、自分を経由したお金や情報がどこに流れていっているのか知っていないと、思わぬところへつながっているよという話です。日本のパチンコ業界の話なんかはまさにその一例で、日本国民がパチンコにお金を費やし、北朝鮮は軍事開発を進め、日本はそれに苦しんでいるという皮肉な話です。世の中ある意味恐ろしいなと感じるこの頃の僕です(笑)

 

最後まで読んでいただきありがとうございます

シューターのブログ

自分を振り返る

 

昨日立教大学池袋キャンパスにて座談会に参加させていただきました。(株)ベネッセコーポレーションさんの『VIEW21』高校版 2018 年度 12 月号(2018 12 月下旬発刊予定)という雑誌で取り上げられるようで、福岡県立城南高校和田美千代校長先生と立教大学教授中原淳さん、僕を含める学生4人で座談会は行われました。お題はざっくりと言いますと「これからの進路指導のあり方」的なものでした。僕はついこないだまで、高校生であったので、高校生の時の視点を求められました。そして、それは僕自身を振り返る上でとても良い機会となりました。

 

僕自身を突き動かすものとは

自分を語る上で一つの疑問が湧きました。それは「僕自身を突き動かすものとは」という問いです。そこで、過去を振り返り、高校1年生が一つのターニングポイントだったのではと思い至りました。そしてそのターニングポイントにこそ、「僕自身を突き動かすもの」があるのではないか考えました。そろそろくどくなるので、「僕自身を突き動かすもの」を申し上げますと、”社会を知りたい” ”自分が何をすべきか知りたい”という思いです

 

ターニングポイント

 高校時代の話になるのですが、僕は高校1年生の冬にサッカー部を辞めました。高校に入った1番の目的はサッカーをすることだったのにも関わらずです。理由は、「自分の置かれている状況をきちんと把握する時間が十分に確保できなかったこと」と「将来について考える時間を十分に確保することができなかったこと」主にこの2点です。「自分の置かれている状況を把握する」とは、高校生という身分が、社会からどう見られていて、何を求められているか。高校生にはどういう選択肢があるのかを把握するという意味です。結局高校生の時はわからないままでしたし、今でも正確にはわかっていませんが...(笑)

 サッカー部を辞めてから僕は、分野に関わらずとりあえず手当たり次第に講演会に行くということをしました。高校時代は脳科学に少し興味があったので、ホンマでっか!?に出演されている澤口俊之さんや医者で長井ゼミをされている長井敏弘さんの講演などに出向きました。そんな意味のないように思える行動をきっかけに勉強を本気で取り組み大学に進学しました。そして、大学生になってからも外に出るというマインドは持っていて、最近効果を感じ始めています。

 

外に出ることが大切な理由

昨日の座談会の中で、教員に求められるのは「教員が外に出ることではないのか」ということでした。世の中は動いてみないとわからないことが多いし、外に出ないと「世の中が動いているということを理解できない」ので、外に出ることが大事なのでは的なお話になりました。僕はそこにとても同感です。実は、中原淳さんにお会いする日の前日と当日で、中原さんの本を1冊ではありますが、読ませていただきました。その本は『活躍する組織人の探求 〜大学から企業へのトランジション〜』中原淳 / 溝上慎一 編

です。この本は題名の通り大学から企業へのトランジションの研究を取り扱った本です。いきなりこの本の結論に少しだけ触れようと思うのですが、その結論とは「大学生は豊かな人間関係を構築したほうがいい」ということです。そしてそのためには、外に出なさいということです。外に出ると言っても闇雲に出るのではなく(笑)、自分と年代が全く違ったり、所属している期間が全く違ったりする人とたくさん出会い、関係を作りなさいということです。そして、この本には、豊かな人間関係を作った人は、将来活躍しているとか、収入が高いとかなどが、データで示され、説明されています。(ぜひオススメの本なんでんでみてください!笑)

結局まとめると、学生であろうが、教員であろうが、「外に出なさい」ということです。

 

 

最後に今の大学生の特徴

紹介した本によると、今の大学生の特徴として、「豊かな人間関係」が重要視されなくなった点と、「価値観が近いもの同士の人間関係の親密化・緊密化」が進んでいるという点があります。また、それは自身の学生生活の中でもとても強く感じます。そして、大学の特徴として、同年代の、しかも同じ学力層、同程度の経済階級層の個人が集う、同質性の高い教育機関です。一方、現代の企業は、様々な雇用形態、様々な年齢、多様な国籍の人々が集い、協業する多様性にあふれる空間に変わりつつあります。つまり、大学と企業の間の溝が深まっているというわけです。だからこそ、学生は自ら外に出て豊かな人間関係を築き、社会に自ら適応することが必要ではないかと思います。また、今それをやっている学生は少数派であるからこそ、今それをやれば周りと差をつけることができると僕自身は捉えています。

話が飛び飛びで申し訳ないが、今回の座談会は色々と考えるきっかけとなりました。座談会の内容は雑誌に取り上げられるので、是非是非見ていただけるとありがたいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます