シューターのブログ

本気でベーシックインカムが検討されている訳

 

つい先日、日本の教育の問題について、特に日本がアジアや東南アジアから教育の観点で遅れをとっていて、企業レベルでの差にも現れていることやこれから先、経済発展が日本は進まず、他のアジア諸国から日本はリアルに取り残されるということを話していました。ですが、そこで思わぬ質問されてしまい。困ってしまいました。

 

なんで経済発展しないといけないの?

その質問とは「なんで経済発展しないといけないの?」という質問です。僕はその質問に対して明確に応えることができませんでした。「漠然と生活レベルが上がる」とか「そもそもそこまで掘り下げる必要があるのか」とかと思ってしましいました。ですが、この質問、とりあえず頭の片隅に置いといて、後々答えを自分なりに出そう。その答えが何かにつながるのではないのかと思っていました。そして、ある自分なりの一つの答えにたどり着きました。

 

経済発展は各個人が自身の価値観に沿って生きていける社会を実現するためにある!

経済発展と聞いて、僕は今まで「生活レベルが向上する」と捉えていました。実際に経済発展によって、人はテレビだったり、パソコン、家電にスマホとたくさんのものを手にしてきました。世の中が便利になって人は喜んできたじゃないか。だから経済発展て必要だろと軽く考えていました。しかし、今までの歴史と未来を見つめてみることで、「経済発展は各個人が自身の価値観に沿って生きていける社会を実現するためにある」という新しいものが見えてきました。

 

今までの歴史

遡ること1万年、時代は新石器時代。その当時は各個人の価値観に関係なく、ご飯を食べるために、獲物となる動物を追い回し、木の実を拾いの生活を強いられていました。それから時は経ち1789年、フランス革命で人権宣言が発表され、人々は自由を建前上、手にしました。しかしその頃、イギリスでは産業革命が起こり、昼も夜も働けという時代が来て、ものが溢れ豊かになるのと引き換えに、各個人の価値観など無視、過酷な労働を多くの労働者が強いられました。ただし、原始時代と比べると経済はってにより物はあり、各個人の価値観に沿って生活する人も少しはいたと思われます。そして、第二次世界大戦が終わってから現在。世界はもちろんだが特に日本は大きな経済成長を遂げ、車や家電製品が溢れかえり、人は日々の生活が昔に比べて格段に楽になり、車や飛行機で移動も自由になり、生活の仕方の選択肢を複数手に入れました。さらに21世紀に入ってからは世界にネット環境が普及し、世界の裏側とタイムラグがほぼなしでコミュケーションを取れるという、考えられないくらい便利な世の中になっています。経済発展によって、人々は自由や便利さを手にし、自身の価値観に沿って生きることがだいぶ容易になってきました。しかし、まだ自由になっていない部分があります。それはほとんどの人が労働しなければならないということです。

 

これからの世界

今、人々を労働から解放する政策が、真面目に議論されています。それは「ベーシックインカム」です。ベーシックインカムとは、国民全員に最低限生活できるだけのお金を支給するという生活です。つまり、働かなくてもとりあえず生活が保障されるというわけです。そんなアホな話あるかと思うかもしれませんが、実際にスイスでは、ベーシックインカムの導入について国民投票が2016年に行われました。ではなぜ、そんなアホな話が本気で検討されるのか。それはAIの台頭にあります。AIによって、今仕事がどんどん奪われていますよね。2045年には今の仕事の最低5割、最高9割がAIに代替されると言われています。(本当に!!)てことは必然的に働かなくていい人間というのが生まれてきます。だから、リアルにベーシックインカムを導入しようという話が出てきているわけです。そして、働くか働かないかを決めるという自由までもを人間は選択できるようになります。すると、世の中をよりよくしたいから働きたいという人は、そういう価値観を持った人同士が集まって働き、新しいものを生み出し、世界を変えていきますし、趣味をひたすらやりたいという人たちは、そういう価値観を持った人同士が集まり、ひたすら趣味に没頭します。幸せな家庭を築き、楽しく過ごしたいという人は、家族で仲良く暮らします。こうしたAIの台頭(ある意味経済発展?)によって、人は生き方を自由に選択することができます。

 

まとめ

歴史を振り返り、未来を考えることにより、「経済発展は各個人が自身の価値観に沿って生きていける社会を実現するためにある」という見方ができるのではないかと感じました。だから、経済発展はこれからも必要だと思いますし、日本は経済発展をするために、世界から教育の部分で遅れをとってはダメだと思います。僕自身、教育の進歩に携われるような起業家を目指しがんばります!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました