シューターのブログ

え??おっさん達から説教されてる??

 

この2日間、いつものMG(マネジメントゲーム)に参加してきました。頭を駆使しすぎて、「脳細胞がどっかに飛んで行ったのでは?」と思うくらい疲れました(寝たら脳細胞戻ってきました(๑╹ω╹๑ ))そんなMGから、今回も多くのことを学びました。

 

MG

MGというボードゲームをやっていると、経営や会計、会社全体最適を感覚的に、理論的にだんだんとわかってきます。そして、よくご一緒させていただいている経営者の方々の中には、それを実務に落とし込んでいる方もいらっしゃいます。この実務レベルまで持っていけるボードゲームというのがとっても魅力です。ですが、MGはこれだけではありません。ゲームの途中に講義があって、その講義が個人的には、とっても勉強になります。色々なトピックを話していただき、普段生活する中での景色を変えたり、考え方を変えたりすることができ、僕の大学生活(授業等)の質を格段に上げてくれます。

 

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このボードゲーム、深いんです!

 

気づく力

今回の講義で特に印象に残ったのが、「気づく力」についてです。このことについては、時代の流れとともに説明していただきました。まず、昭和前半の頃の会社についてからですが、その頃は、「結果」に対して、叱責をして、「結果をとにかく出せ!」というある意味理不尽な対応が、現代と比べた時の割合として多かったです。ただ、叱責だけでは、なかなか上手くいかないということで、「結果」と考えるためには、「行動」を変えなければならないということになりました。『「行動」を変えなさい』と、声高々に叫ぶと、「行動」が変わり、「結果」が確かに変わりました。が、、、変わる人とがいる一方で、変わらない人も多くいました。次に、「行動」が変わらないのであれば、そこに「教育」を用いて、「考え方」を変えないといけないよね、ということになりました。これが成功し、日本は世界のトップに躍り出ました。が、、、「教育」をしても、「考え方」が変わる人がいる一方、変わらない人もいました(ある意味、ゆとり教育で、「ゆとりだー」とゲームをしちゃった人と、ゆとりをうまく使って世の中で通用する武器を磨いた人の二極化です)。さらに、バブルが弾けると、あれ、これでも「日本が世界に通用しなくなったよね」と言われるようになりました。そこで、求めらるようになったのが、「気づく力」です。今教育界なんかでは、「アクティブラーニング」だの、「主体性」だの言われていますよね。つまり、世の中は「気づく力」を求めていて、それに教育界が答えようと、模索しているというわけです。

 

気づく力を若い人であればあるほど持っていない??(説教なのか?)

この「気づく力」を高める上で、実は大きな問題点があります。それは、「モチベーション」が必要ということです。当たり前ではありますが、「モチベーション」が高くないと、自分で「気づこう」となんか思わないですよね。そして、若い今の世代ほど、「モチベーション」が低いという特徴があります。このことについて、一度ブログで書きましたが、改めて説明します。『若いほど「モチベーション」が低い。』これは決しておっさん世代が若者に説教しているというわけではなく、しっかりとしたロジックがあります。そのロジックは、昔の生活と現代の生活を想像するとわかります。まず、昔の生活ですが、昔はご飯を炊くのも、風呂を沸かすのにも一苦労でした。例えばご飯を炊くのであれば、自分で米を育てて、収穫しなければいけなかったし、木を切って、薪にし、火を起こして、米を洗って、釜に入れ、炊いて、やっとご飯が食べられました。対して現代は、アマゾンで米を頼めば、家に米が届くし、無洗米であれば、米を洗う必要もありません。届いた米を炊飯器に入れ、水を入れて、スイッチを一つ押す。これだけでご飯が食べられます。何が言いたいか。つまり、昔は、米を食べるだけでも、莫大な「モチベーション」が必要だった。対して現代は、ほんの少しの「モチベーション」で米が食べられます。これは、「ご飯」にだけ言えることではなく、掃除にしろ洗濯にしろ、移動にしろあらゆることに言えます。昔は普段の生活だけで莫大な「モチベーション」が必要だった。対して、現代は、ほんの少しの「モチベーション」で生活ができる。だから、必然的に僕ら若い世代は「モチベーション」が低いし、「気づく力」が弱いです。そして、それは仕方がないことです。

 

「モチベーション」を高める

仕方がないとはいえ、「モチベーション」が低ければ、「気づく力」は弱いし、「気づく力」が弱ければ、「考え方」が変わらない。「考え方」が変わらなければ、「行動」「結果」も変わらない。これはまぎれもない事実です。だから「モチベーション」を高めることが重要です。また、捉え方によっては、「若い世代はモチベーションが低い」、だから「自身がモチベーションを高めるだけで、頭一つ簡単に抜けられる」と考えることもできます。では、『「モチベーション」を高めるためにはどうすればいいの?』結局ここに行き着くと思います。その答えの一つが「MG」に参加することです。「MG」には、いろんなツワモノ達が集まってきます。そして、講義の質、ボードゲームの質がめちゃくちゃ高い。だから、モチベーションを高めるのにうってつけの場です。実はこのゲーム2日間で、3万円ほどします。ただ、大学生であれば4000円で受けることができます。(3万円でも経営者をはじめとする方々が参加されるのは、それだけ得られるものがあるということです。)大学生にとって4000円は少し痛い部分がありますが、長いスパンで見たときに、とってもためになります。人生の質が変わってくると僕は思っています。なので「MGに参加する学生が増えたらいいのにな」というのが率直な僕の思いです。色々な考え方を共有できる「モチベーション」の高い学生に一緒になれたら、僕としてはとっても嬉しいです。「MG」に参加したいという方は是非声をかけてください。僕もできる限り、同じ世代には「MG」のことを話すようにします。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます