シューターのブログ

見えてるのに見えてない

 

企業研究スタート

先月のこと、マネジメントゲームを導入した企業でMG研修に参加し、工場を見学させていただきました。たかがゲーム、されど、されど、されどゲーム。マネジメントゲームが実際に導入されているのか、一つイメージを持つことができたのはとても大きなことでした。それに際して僕が今からやるべきことは、経営の成功パターンを多くストックすることだと教わりました。Xという状況の時は、Aという経営手法、Yという状況の時はBやCという経営手法と。ということで企業研究をこの夏から始めました。

 

うどん

企業研究をするにしても、「いきなり大きな会社について、例えば『トヨタ物語』を読んだりするのは少し荷が重いな〜」これが正直なところです。とはいえ、「それなりに大きい会社でないと資料は少ないし...」こうブツブツと言い訳じみたことを唱えています。そんなこんなで、まずは自分の好きな食べ物、うどんから企業研究に取り掛かることにしました。ってことで、うどんと言えば丸亀製麺

 

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法律なんて真剣に考えたことなかった

書店にとってまず手に取ったのは、『丸亀製麺はなぜNo.1になれたのか? 非効率の極め方と正しいムダのなくし方』著:小野正誉 です。うどん好きにはたまらない本です(笑)。ところで、経営の成功パターンをストックするには、企業の周辺情報を集めることが大切と聞きました。例えば、政治や補助金やら法律などなど。そして丸亀製麺も例に漏れることなく、法律が創業時に密接に絡んでいました。

丸亀製麺が誕生した2000年、大型商業施設の出店を規制していた大規模小売店舗法が廃止されたそうです。丸亀製麺はフードコートに多くお店を出し、繁盛していたのですが、法律廃止により、出店要請が相次ぎさらに繁盛したそうです。

ところが2006年まちづくり3法が改正され、大型ショッピングセンターが出店できるエリアが再び規制。フードコートを中心に加速していた出店が一気に減り、丸亀製麺は苦境に...。

そこで発想を転換。今度は、ロードサイドに店舗を展開したそう。なんで成功したって?それはさすがに本を読んでみてください(笑)

 

見えてるのに見えてない

本には、釜揚げうどん並が無料のバーコードがついてあり、読破後つい、足を運んでしまいました。本の内容をチェックしてやらんとばかりに店内へ一歩、二歩。本に書いてあったことと店内を照らし合わせてはプチ感動!丸亀製麺の秘密が数多隠れていました。

ここで、一呼吸して考えてみます。僕は丸亀製麺に今まで何回も入り、うどんを食べたことがあります。ところが店内の工夫には特に気がついていませんでした。

例えば、店内で働いている人の割合は40代くらいの中年でかつ女性が多いこと。これは、料理経験が豊富な人の方が料理が単純に上手だから。それにアットホーム感が醸成されるからとのこと。

今までも、丸亀製麺に入った時、40代くらいのパートの女性は僕に見えていたはずです。でも、どういう年代の人や性別の人が働いているかなんて意識したことがないから、ただ景色として移っていたのです。

つまり、見えてるのに見えてない

ここで、なんて当たり前のことを言ってるんだと突っ込みたくなると思う人もいるかもしれません。ですが、これこそ勉強の醍醐味なのかなと個人的には思います。「見えてるのに見えてない」を減らすこと、見える状態にすることはチャンスの神様の前髪をつかむことに匹敵するのではないでしょうか。

まだまだ企業研究はスタートしたばかり、コツコツと経営の成功パターンをストックしていきたいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます