シューターのブログ

なんだこの違和感

 

 気づけばもう三月。今年は社会がコロナウイルスに振り回されてますね。僕も例外ではありません。春休みはシンガポールとタイに行く予定だったのですが、断念。かなりのダメージを受けています(笑)。また、僕は毎月500円だけ投資信託に預けて、株式市場、債権市場を最近眺めているのですが、ここのところだだ下がり。超少額だから笑ってみてられるけれど、額の桁が違ったらゾッとします。コロナウイルスが流行り出した最初の頃は、中央銀行が動けば市場がなんとか持ち堪えていたのに、最近は中央銀行が金融緩和の方向に動いたり、政府が動いたりしても歯止めがかかっていないです。僕の3000円が溶けちゃう(笑)。早く流行が収まることを願うばかりです。

 

差異分析に対する違和感

 この2月、日照簿記2級の勉強に勤しんでいました。年始早々、根拠のない自信に駆り立てられ、1ヶ月半の勉強で日商簿記に急に合格するんだと決めて、勉強の毎日(笑)。そして2月の後半に試験があったのですが、手応えでは完全に不合格です(笑)。言い訳だけどやっぱ時間たんなかった。この一言に尽きますw. 学んだことは物事に時間軸を照らすと途端に不可能が浮かび上がってくるってことです。

 まあ、そんなことは置いといて、簿記を勉強する中で違和感を感じることがありました。それは標準原価計算による差異分析です。ところでまず、標準原価計算とはなんぞや?多くの人がなりますよね。僕も2ヶ月前までそうでした。この標準原価計算とは、物を作る上での原価を計算する上での理想の原価(標準原価)を定め、原価の発生をできるだけ抑えようとする計算です。理想の原価と実際を比べて、どこにどれだけの無駄が発生したかを明らかにすることができます。細かい話になりますが、直接材料費・直接労務費・製造間接費に分けて、分析し、無駄を明らかにしていきます。勉強する中で確かに筋の通っていることが参考書には書かれており、ふむふむなるほどとはなるのですが、その一方で違和感を感じました。

あれ、これあくまで個別最適しか導き出すことできなくね?

標準原価計算では全体最適を分析できない気がします。

 

 

 

標準原価計算による差異分析→TOC

 もちろん僕がまだあまり勉強を進めることができていないが故に、標準原価計算についてよくわかっていないのかもしれません。それでもあえて持論をここでは言わせていただきます。「標準原価計算における差異分析で大事なのは、バランスを見ることが大切。」会計畑の方に聞いたことはないですが、恐らくこんな回答が帰ってくるのではないかと僕の憶測で思います。「でもその指標があるのかな?」こんな疑問が湧いてきます。(自分で勉強して明らかにしますが)標準原価計算が良いか悪いかは一先ずおいておいて、標準原価計算に対してうがった目を僕はむけています。そして、ここでどうしても頭の中に浮かび上がってくるのがTOCです。

 TOCとは、Theory of Constraints:制約条件の理論 の略で、イスラエルの物理学者、エリヤフ・ゴールドラットによって『ザ・ゴール』の中で唱えられた理論です。僕も詳しくは知りませんが、『ザ・ゴール』を一読したことからわかるのは、「会社全体最適が大切ですよ」というのがいちばんの主張です。

 この本が世界的にベストセラーとなったのですが、なぜこの本が、この理論が世界中で受け入れられたのかが、標準原価計算を勉強する中で見えた気がします。

 ではなぜ、世界中の人々にTOCが受け入れられたのか。

標準原価計算に対して疑問視していた人達が世界には多くいたから

ではないかと思います。

会計では標準原価計算というツールがあり、正しく分析できるんだと主張されていますが、「なんとなくそれだとうまくいかない気がするんだよね。」という人が大勢いたのではないかと思います。標準原価計算が個別最適を導くものだと認識していない人でも、「なんとなく肌感覚で標準原価計算はうまくいかないぞ。会計なんか信用ならん」と思う人たちがいたのではないでしょうか。

 標準原価計算の対立項がTOCである気がどうもする。ともかく、標準原価計算TOCはこれから比較しながら勉強していきたいと思います。

 

 

 

直接原価計算→MQ会計

 もう一つ、日商簿記2級を勉強する中で違和感を感じた部分がありました。それは直接原価計算における原価の固変分解です。2級では高低点法なんて固変分解の方法が出てきて図で表すと一見、ふむふむなるほどとなります。(費目別精査法という他の方法もあるらしいですが)でも、なんかおかしい気がするんですよ。まだうまく言語ができるレベルではないのですが何か違う気がする。そしてここの部分を勉強しながら思い浮かんできた単語がMQ会計です。

MQ会計は粗利(M)に注目しましょう、数量(Q)に注目しましょう。という会計なのですが(すごくざっくりで怒られそう笑)、ここでは主に直接原価計算が用いられ、ざっくり固変分解が行われています。直接材料費と材料副費は原価(V)であとは全部固定費・一般管理費(F)と。MQ会計に則って表現すると、VとFにざっくし分ける。この方が科学的な気がする。

そしてなぜ、このMQ会計が生まれたのか?

これも、TOCが世界中で受け入れられた背景(僕の想像)と似たようなもので

既存の直接原価計算に疑問を持っている人がいたから

だと思います。

実は固変分解において、既存の直接原価計算とMQ会計は対立項にあるのではないかと思います。この二つも比較しながら勉強を進めていきたいと思います。

 

まとめ(僕の予想)

標準原価計算の差異分析→TOC

直接原価計算の固変分解→MQ会計

 

最後まで読んでいただきありがとうございます